【SB】34連勝中の吉成名高が初OFG戦「今後の選択肢にONE参戦もある。すごくいい機会」
26日に東京ドームシティホールで行われる立ち技総合格闘技シュートボクシング(SB)のビッグマッチ「-SHOOT BOXING BATTLE SUMMIT-GROUND ZERO TOKYO 2024」に、ムエタイ・ラジャダムナンスタジアム認定3階級制覇王者の吉成名高(23=エイワスポーツジム)が参戦する。 吉成は第9試合のスーパーフライ級(52・16キロ)OFGムエタイルール3分3Rで、現在ONEなどが採用しているオープンフィンガーグローブ(OFG)でのムエタイに初挑戦する。 現在34連勝中で、ムエタイ界のパウンド・フォー・パウンド(PFP)と言われる吉成のインタビューをSBが公開した。一部抜粋で紹介する。 ◇ ◇ ◇ -今月1日のRWS(ラジャダムナンワールドシリーズ)日本大会でラジャダムナンスタジアム認定スーパーフライ級王座3度目の防衛に成功したばかりで、まさかのSB電撃参戦です 「1日の試合が終わって、中川(夏生)会長からSBさんのお話を聞いて2日後くらいに出場することを決めてからすぐトレーニングを再開しました」 -1日の試合後のマイクでは「今年の試合はこれで終わりだと思います」とおっしゃってました 「SBさんの興行にはタイの選手が結構出たりして注目のカードが多いのでよくチェックをしていて。しかも今回は5年ぶりの『GROUND ZERO』開催ということで、お声がかかったからには自分も少しでも盛り上げることができればなと思って参加しようと思いました」 -初のOFG戦です 「いとこの士門が先日のONEに出てOFGムエタイの試合ですごい勝ち方をしたことが刺激になったことや、今、主戦場にしているRWSではスーパーフライ級で対戦相手が見つからないからONEに出た方がいいとタイ人関係者から言われつつある中、自分の今後の選択肢の中にはONE参戦もあるので、自分がOFGをはめてどんなパフォーマンスができるかというのを知っておく上でも今回の機会はすごくいいなと思いました」 -OFGで練習した感触はどうでしょうか 「実際打ってみて、もっと拳を痛めるかなと思ったんですけど、意外と全然そんなことはなかったですね。実際に試合ではめるSBのOFGを支給していただいたんですけど、結構握りやすく、パンチに力が入るなと思いましたし、タイ人のクン先生からは『いつもよりパンチが硬い』と言ってくれたので、結構手応えを感じています」 -OFGだと首相撲で組みやすいだけにさらにこかしやすくなりますね 「そうですね。手首の使い方で相手のバランスを崩したりすることが僕は得意なので、それが首相撲の展開で生きるなと思いました。OFG着用だと足をかけずに体さばきだけで相手をぶん投げることもできる感触があったので、首相撲の展開でもさらに面白いものを見せられると思います」 -対戦相手のバックチョー選手に関しては? 「タイ人はフェイスブックを結構使うので相手の名前で検索したら、OFGをはめてジムで練習している動画がありました。ちょっと背が高く、右ミドルを蹴って首相撲になったらヒジは得意としているような感じだったのですが、僕のスピードにそれを合わせられるかといったら難しい話になってくると思うので、僕はスピードを使って翻弄(ほんろう)していきたいと思います」 -いろいろなルールがある今大会で、どういった試合を見せたいですか 「自分のOFGデビュー戦ということで注目度が高いと思うので、怖い一面を見せたいと思いますね。ムエタイの破壊力だったりとか、一発で会場が沸くような威力、スピードのある攻撃を見せて、やっぱりムエタイの試合はスリリングだった、面白かったと言われたいですね」 -吉成選手と同じく、世界のトップ戦線で戦っている海人選手と同じ大会に出るというのもなかなかないことです 「今までにお会いしたこともなかったと思うので、今回をきっかけに少しお話しできたらなとは思いますね」 -海人選手にインタビューし、吉成選手の参戦について聞いたところ「ヒジありのムエタイルールであれば、階級を抜きにして考えたら日本人で吉成選手が一番強いと思うので、そういう意味で同じ70キロの選手であればやりたいと思う選手」とのことでした 「階級はもちろん違うので海人選手とやることは絶対ないですけど、海人選手は日本の格闘技界を引っ張っている選手の一人なので、そういうふうに言っていただけるのはすごく光栄ですし、僕もいい試合をしなきゃな、と気が引き締まりました」 -最後にファンにメッセージを 「僕の初のOFGの試合はどういった試合になるのかにぜひ注目してもらって、必ず最後はバチッと倒して会場を盛り上げてみなさんに楽しんでもらえるような試合をするので、ぜひ応援よろしくお願いします」