台風5号が12日に東北へ上陸のおそれ 関東から西は猛暑のお盆 新たな熱帯擾乱も
18日(日)~23日(金) お盆過ぎても厳しい残暑
18日(日)以降は、沖縄や九州から関東では広く晴れますが、連日のようににわか雨があるでしょう。山沿いが中心ですが、午後は雨雲が発達しやすくなるため、山や川のレジャーは空模様の変化にご注意ください。東北や北海道も、安定した晴れの日は少ないでしょう。19日(月)頃にかけては、急にザッと雨脚が強まることもありそうです。 最高気温は全国的に平年より高く、九州から東海は35℃以上の猛暑日が続く所もありそうです。関東や北陸、東北は、連日30℃以上で、東京都心は35℃以上の猛暑日の日も。北海道は28℃前後の日が多いでしょう。 お盆を過ぎて、朝晩しのぎやすくなってくるのは東北や北海道くらいで、寝苦しい夜も続きます。こまめに水分をとり、無理をせずエアコンを使うなど、熱中症対策が欠かせません。暑さによる疲れがたまってくる頃です。体調管理にご注意ください。
台風が近づく前の対策 暴風に備えて
台風の暴風が怖いのは、いざ暴風になると、身動きが取れなくなるということです。そこで、暴風に対して、事前に3つの点について、確認したり、備えたりしておく必要があります。 1つめは、雨どいや側溝などを掃除して、水はけを良くしておきましょう。落ち葉などで側溝が詰まって水が流れないと、道路が冠水する原因となります。 2つめは、屋外に置かれている、飛ばされやすいもの(物干し竿、鉢植え、ゴミ箱など)は、しっかり固定するか、室内にしまうなどの対策をしましょう。商店などでは、看板が飛ばされたり、自動販売機が倒れたりしないか、確認してください。 3つめは、暴風で飛ばされてきたもので、窓ガラスが割れないよう、窓は鍵をかけ、雨戸があれば閉めましょう。窓ガラスにガムテープを貼ると、風圧に耐えられるようになります。もしガラスが割れても、破片が飛び散るのを防ぐために、カーテンも閉めておいてください。
台風が近づく前の対策 大雨に備えて
台風による大雨。事前に備えておくポイントは、次の3つです。 1つめは、水害に備えて、雨どいや排水溝、側溝を掃除し、水はけを良くしておきましょう。砂利や落ち葉、ゴミなどが詰まっていないかも、確認しておいてください。 2つめは、浸水による被害を防ぐため、家財道具や家電製品、食料品などは、可能な限り、高い所や2階以上へ移動させておくと良いでしょう。押し入れの下の段に入っているものは、上の段に移しておくだけでも、被害を小さくできます。 3つめは、電源のコンセントは抜いておくと良いでしょう。電源のコンセントが水につかると、漏電やショート、感電の恐れがあります。 いずれも、台風が近づいてから備えるのではなく、台風情報を確認して、早めに対策を行ってください。
日本気象協会 本社 青山 亜紀子