「ルールを守らない人は”客”じゃない」…【18歳未満入店禁止】の人気ラーメン店に密着取材して分かった「意外な事実」
18歳未満の入店禁止・代表待ち禁止など独自のルールを敷いていることでも話題の、福岡県八女市の人気ラーメン店「あなたの心を鷲掴み」。 【写真】かわいすぎるラーメン屋の「ギャル店長」、ホットパンツがまぶしすぎる…! 前半記事『行列のできるラーメン店が【18歳未満入店禁止】を掲げる「納得のワケ」…厳しいルールへのアンチコメントも「好かれなくて構わない」』では、店主の三浦隆寛氏(40)にルールができた背景を聞いた。 反対派との言い合いが目立ってしまうネット上の情報だけでは、緊張感が張り詰めて殺伐とした雰囲気の中でラーメンを食べなくてはいけないかのようにも思ってしまうが、現場はどうなのか。 筆者は実際に、営業中の同店を訪問。その雰囲気は?ラーメンの味は?トラブルは?現地をレポートする。
行列の少ない曜日でも開店前から列が
筆者が同店を訪れたのは、月曜日の午前10時前。開店1時間以上前にもかかわらず、すでに4組8人が並んでいた。 「月曜日は数ヶ月前まで定休日だったので、行列が一番少ない日なんですよ」と店主の三浦氏は話す。しかし、開店時間の午前11時になる直前には、10組が列を作っていた。 店内の仕込みや準備が完了した開店前の店内。スタッフである三浦氏の妹が、外へ出て列を確認。順番に人数を聞いていく。 その人数を厨房にいる店主に伝達するのは調理にスムーズに取り掛かるためでもありそうだが、代表待ちがないかの確認も含まれているだろう。 この日は特にトラブルもなく、時間通りに店がオープンした。
ルールを守らない人は「客」じゃない
午前11時。およそ1時間並んだお客にとっては、待ちに待った入店。あっという間に9つのカウンター席は満席になる。 意外だったのは店の雰囲気。「頑固なラーメン店主」をイメージすると、どうしても客を威嚇でもするように睨みつける姿が頭に浮かぶが、三浦氏は極力両足を揃えて「大変お待たせしました!いらっしゃいませ」と明るい声だ。 「ルールを守らず帰ってもらう人は、お客さんじゃなくて『ただの人』ですけど、お金を払って長時間並んででも食べたいと思ってくれる人は大事な『お客さん』ですからね」とは、三浦氏が取材時に語った言葉だ。 お客もリラックスした様子で、店内の掲示物などを眺めながらラーメンを待っている。