「娘に嫌われない方法を教えて!」→医師のアドバイスがド直球すぎて何も言えない…
結果のために、何をしたのか?何をしているのか?を教えたくなりますが、何を感じているのかを重んじてあげることの積み重ねで、自分の人生も出来事だけではなく、感情でできていることを知っていきます。アドバイスだけだったら、GoogleもアレクサもChatGPTでもできるでしょう。 ● 愛する娘のために 「機嫌よく生きる人生」を選択しよう 人間としてできる大切なことを、親として娘に実行してあげないといけません。 その経験で彼女は自分を知り、人間を知るチャンスが与えられることになります。 私は、娘たちが幼稚園から小学校低学年の頃はよく一緒にお風呂に入っていて、その際、感じていることを無条件に話し合ってました。 彼女たちが小さくても「お父さんはこう感じたんだけど、あなたはどう感じる?」とか、「今日はどんなことを感じたの?」と心理的安心を感じてもらいながら、心理的安全性の関係を構築していました。 その経験が幼い頃から娘にあると、たとえ多少の反抗期があっても、自分の感情をお父さんは無条件に理解してくれるし、わかってくれるのだと感じていてくれれば、娘にはひどく嫌われることはないはずなのです(笑)。
娘をはじめとして、他者の感情を理解するには、想像性が重要です。つまり、人へのイメージがあるからこそ、誰でも思いやりと感情への理解を生み出すことができます。 機嫌が悪いと、これが難しくなるのが人間です。 つまり、お父さんの家庭内での仕事は、まずもって機嫌良くいることになります。 機嫌が悪いと、娘は近寄らないし、かつ機嫌が悪いとこちらも想像性を欠くことになるので、娘の感情への配慮が鈍感になってしまいます。 機嫌良くいるのは、娘に嫌われないための重要な心がけです。機嫌良くいることが、機嫌のいいことの価値を間接的に娘は学び、それが主体的に生きるためにも役に立つという好循環に入ります。娘のために、また嫌われないために、お父さん自らが最も機嫌よく生きる人生を選択しましょう。 KEYWORD 「アドバイス」より「機嫌良く」。 《声かけサンプル》 「とにかく言われたとおりにやればいいんだよ。そんなやり方をいくらやったってダメなんだよ」 より 「あなたが何を一番わかってほしいのか、教えてくれる。そうなんだね。そう感じているのは十分わかったよ。とにかく聴いてほしかったんだね」
辻 秀一