「娘に嫌われない方法を教えて!」→医師のアドバイスがド直球すぎて何も言えない…
子どもが感情をわかってほしいのは、こちらの忙しさには関係ないことだからです。どんなときも、どんな状況にあっても、娘のために心の余裕を持たなければなりません。 そのためには、父親こそ非認知スキルが必要になります。 お父さんは、お母さんの感情をわかってあげて、かつ娘の感情をわかってあげるのが家庭内の役割だとすると、仕事には関係なく、自分の心を自分で整えられなければ、その役割を果たせません。 お父さんも自分の感情に気づき、ごきげんの価値を内観して、自分のあり方にアクセスしていなければ、心の余裕を自ら生み出すことはできないでしょう。 さらに、自分の感情に気づけなければ、お母さんや娘の感情になど寄り添うことはできません。 娘に嫌われないコツ「その1」は、娘の感情を無条件にわかってあげること。 この「わかってあげる」は同意ではなく、「理解のわかってあげる」であることを肝に銘じておきましょう。 KEYWORD 「解決する」より「聴いてあげる」。 《声かけサンプル》 「あなたのそのやり方だからダメなんだ。もっとこうやったほうがうまくいくんだから、そのとおりにやりなさい!」 より 「あなたはなぜそうしたいんだい?お父さんはこう考えるけど、あなたはどう考えているのかを知りたいから教えてくれる?」
● 仕事で使う認知的な思考を 家庭に持ち込むことはNG お父さんはどうしても、行動に対する認知的な指示をしがちです。すなわち、アドバイスをすぐにしようとしてしまいます。アドバイスをするから、娘に嫌われるのです。 思い当たることありませんか? お父さんに相談すると、すぐにアドバイスされるから、娘は相談して自分の感情を話してくれなくなるのです。 認知的な社会で長く働いていると、行動のチェックが習慣になってしまいます。 いつもするべきことを考え、To Doリストを明確にして、PDCAサイクルを回して考え、実行し続けています。 その脳の習慣を家庭にも持ち込んで、アドバイスをしてしまうのです。 しかし、家庭は会社とは違います。子育ては仕事とは違います。それなのに結果を出すために何をしなくてはならないのかの指示の習慣が、娘にも出てしまうのです。 娘は、人生の目標によって生きているのではなく、自分らしく自己存在感を持ちながら、個性豊かに生きることを死ぬまでやって生きていきます。 もちろん、その途中で受験や就職などがあり、さまざまな結果がありますが、人生という長い視点で見たとき、結果よりも大事なことがあります。 結果はどうでもいいと言っているのではなく、それと同じくらい子育てでは大事なことがあるのです。 それはその時々に感じたことを大事にしてもらえているかどうかです。