ヨーロッパチーズの魅力を伝える「Authentic Cheeses ～Crafted in Europe, Perfected in France～」キャンペーンが開始
2024年から2026年までの3年間にも及ぶキャンペーン
CNIEL (フランス全国酪農経済センター)は、欧州連合(EU)の支援を受け、2024年から2026年までの3年間、EU産チーズ、特にフランス産チーズの魅力を伝えるキャンペーン「Authentic Cheeses ～Crafted in Europe, Perfected in France～」 を実施する。 「Authentic」とは、「確かな」「信頼のある」という意味。ヨーロッパチーズ、特にフランス産チーズは、一貫した高い品質水準で製造されているだけでなく、農場から販売店への輸送に至るまで、厳しい衛生・安全基準が設けられている。 本キャンペーンでは、 「フランス産チーズへの信頼感」をアピールするため、チーズの生産工程や、生産者の想い、生産に関する基準などの情報を発信するさまざまな施策が行われる予定だ。 フランスでは、地域によって気候や土壌、飼育法が異なり、各地域の特性がチーズの品質・個性に大きく影響すると考えられており、たとえ同じ種類のチーズであったとしても、香りや風味、食感は、どこで、誰が、どのように作ったかで大きく変わるという。「Perfected in France」 には、こうしたフランス産チーズの多様性と奥深さを伝えたいという想いが込められている。 CNIELによると、今回のキャンペーンでは、日本ではまだ馴染みが少ないチーズの紹介や、新しい食べ方の提案など、フランス産チーズの多様性と面白さが伝わる情報を発信、日本の消費者 「Perfect＝理想的」 なフランス産チーズを見つけていただきたいとしている。 キャンペーンと聞くと、数週間、長いものでも数ヶ月といった短い期間での実施をイメージしてしまうが、今回のキャンペーンは3年間もの長期に及ぶ異例のものと言える。 歴史と伝統あるフランス産のチーズを “日本に根付かせる” ため、生産者や流通、国が協力し、じっくりと丁寧に広めようという試み、単なる食というより文化を育もうとするこの取り組みに注目したいと思う。 ＜CNIEL (フランス全国酪農経済センター) について＞ フランス国内の酪農家、酪農協同組合、製造業者、および流通関係者からなる非営利団体であり、国内外で以下の活動を行っている。 1. 酪農業界の経済動向、および乳製品が健康に与える影響に関するリサーチ 2. チーズを中心としたフランス乳業製品の良質なイメージの促進と消費拡大のための広報活動 3. 国際規格ISO26 000 「社会的責任」 の創設原則を尊重した社会活動 「フランス・テール・ド・レ」 フランス全国酪農経済センター(CNIEL) Instagram 公式アカウント https://www.instagram.com/authenticheeses_jp/ ＜2024年に実施予定の施策＞ ・飲食/食品業界関係者向けセミナー ・店頭販促プロモーション ・フランス産チーズを使ったレシピの開発 ・インフルエンサーを起用したSNS上での情報発信 ・チーズ作りの工程を収録したプロモーション動画の制作 ・消費者向け体験型イベント（11月開催予定）
