「入ってほしい業界から入りたい業界へ」プロフェッショナルな職人が多数在籍! 広島県の福井建設株式会社・福井代表が見据える建設業界の未来
◆若い人材が入りやすい業界を目指す
中辻:建設業全体でもいいんですけど、福井さんが今後取り組んでいきたいことは何でしょうか? 福井:建専連の会長が国会で言われたのかな? 「入ってほしい業界から入りたい業界にしましょう」と。僕はまさしくそうだなと思っていて、若い子が入りたい業界にしていかないといけないんですよね。今後、我々の業界がなくなる危機感はあるんですよ。原点に返るじゃないですけども、僕は日本の国力の一番の礎は製造業だと思っているんです。日本で育った方が作るもの、という表現が正しいですかね。 今、若い子は製造業にいかないし、我々の業界にもなかなか来てくれないんですけど、国の強さは実はそこだと思うんです。個人でいくら儲けるかっていう話ではなく、国力を考えると製造業を疎かにしてはいけないんじゃないかと思うんです。 田久保:そうですね。 福井:親からしてみたら、子には苦しい思いをしてほしくないですよね。でもね、しんどい思いをして身に着けた技術というのはなくならないんですよ。同時に、若い子たちにとって入りたい業界にするために何をすべきか、みんなが模索しながら業界を変えていかないといけないんじゃないかなと思います。