【都道府県別】75歳「後期高齢者医療保険料」と「介護保険料」で月々の負担はどのくらい?
老後はどれくらい年金をもらえるのか
ここまで75歳が支払う社会保険料について確認しましたが、老後はどれくらい年金をもらえるのでしょうか。以下の条件で、現役時代の平均年収別に年金見込額をシミュレーションしてみます。 ・1953年生まれ ・23歳から64歳まで会社員として勤務 ・65歳から年金受取を開始 シミュレーションの結果は以下のとおりです。 ●平均年収ごとの目安年金受給額(額面) 平均年収 年金受給額の目安(額面) ・200万円 月10万7000円 ・300万円 月12万7000円 ・400万円 月14万2000円 ・500万円 月16万2000円 ・600万円 月18万1000円 ・700万円 月19万7000円 ・800万円 月21万3000円 ・900万円 月23万4000円 現役時代の平均年収によって、かなり受給額は異なります。 平均年収200万円の人と平均年収800万円の人では、額面の年金額は倍以上も差があります。月20万円以上の収入があれば、年金だけで暮らせる人も少なくないでしょう。
税金と社会保険料の負担は重くなる
日本では税金と社会保険料の引き上げが続いています。 そのため、今後も税金と社会保険料の負担が少なくなることは考えにくいでしょう。 家計のやりくりやライフプランを組む際には、税金と社会保険料の負担が将来重くなるリスクも考えて、ぜひシミュレーションしてみてください。
参考資料
・厚生労働省「後期高齢者医療制度の令和6・7年度の保険料率について」 ・厚生労働省「第9期計画期間における 介護保険の第1号保険料について」 ・厚生労働省「公的年金シミュレーター」
苛原 寛