<春再び・センバツ2021東海大相模>選手紹介/3 /神奈川
◇対戦相手の研究怠らず 小平(こひら)直道選手(2年) 右投げ右打ち 177センチ72キロ 小学6年生だった2015年、夏の甲子園を制した東海大相模ナインの姿に憧れた。その思いを持ち続け入学。当初から「細い体を大きくしよう」と寮の食事をたくさん食べ、ウエートトレーニングも重ねて10キロ近く増やした。 持ち味は、逆方向にも強い打球を返せるバッティングだ。「どんなコースでも芯で捉えられる自信がある」という。 秋季県大会ではスタメン出場。しかし、関東地区大会までの練習試合で結果が残せず、同大会の出場は守備についた1回にとどまった。悔しかった。 それからは自主練習の時間を全てバッティングにつぎ込み、「インパクトの強さを意識した」。寮では対戦相手のビデオ映像で研究を怠らないという。紅白戦では長打が出るようになってきているという実感があり、レギュラーへの返り咲きを狙っている。 「信は力なり」が好きな言葉。信じることが、力につながると日々自分に向き合う。「バッティングでチャンスを作り勝利に貢献したい」と意気込みを語る。【宮島麻実】=随時掲載