「セットはおひとり1649円から」「ドリバーは全長12メートル!」 すかいらーくが始動「体験型イタリアン」の実力とは?
休日ともなればどこのカフェも混み合う渋谷に7月、「KEY PLACE」店の「快活CLUB渋谷センター街店」をオープンした。このコンセプトの店舗を今後3年間で繁華街を中心に約60店舗出店する計画だそうだ。 話をファミレスに戻すと、これまでもファミレスといえば「家族のだんらんの場がほしいから」「学校帰りに友だちとだべりたいから」といった何かしらの「そこで過ごす理由」があるシーンで多く利用されてきた。ファミレスが多くの人に愛されるのは「幼い頃に家族と一緒に食べたハンバーグ」「部活帰りにドリンクバーで友達とだべった青春の日々」のような思い出とともにあるからではないだろうか。
【画像をもう一度見る】すかいらーくが「ジョナサン」跡地につくった新業態、内装やメニューはこんな感じ これこそまさに「トキ消費」や、最近では「イミ消費」「エモ消費」と言われるものだ。そうしたファミレスが持つ強みを生かし、「ファミレスで過ごす時間、体験」をより強力な売り物にしていくことが今後の活路なのかもしれない。
大関 まなみ :フードスタジアム編集長/飲食トレンドを発信する人