BMWのニューコンセプトモデル「スカイトップ」がワールドプレミア。「503」、「Z8」由来のオープン2シーター
マッチョなスタイルが印象的。内外に施された精密なラインも見所だ
BMWニューコンセプトモデル「スカイトップ(Skytop)」が、イタリア・コモ湖畔で開催のクラシックカーの祭典「コンコルソ・デレガンツァ・ヴィラ・デステ2024」(2024年5月24日~26日)で世界初公開された。往年の名オープン2シーター「503」と「Z8」をリスペクトした1台だ。 【写真はこちら】象徴的なBMWシャークノーズデザインと照明付キドニーグリルが洗練 BMWが協賛を行う、イタリア・コモ湖畔で毎年行われるクラシックカーの祭典「コンコルソ・デレガンツァ・ヴィラ・デステ」。毎年のようにBMWは話題を提供してくれるが、「コンコルソ・デレガンツァ・ヴィラ・デステ2024」(2024年5月24日~26日)では、オープン2シーターのコンセプトモデル「スカイトップ(Skytop)」の初お披露目を行った。 BMWの往年の名オープン2シーター「503」と「Z28」をリスペクトしたモデルで、そのエクステリアはアスリートを想わせるマッスルなフォルムが特徴となっている。そして、そこには細緻なラインが施される。 フロントに目をやると、流線型のボンネットが存在感をアピールしている。象徴的なBMWシャークノーズデザインと照明付キドニーグリルが洗練さを感じさせてくれる。ヘッドライトは、このコンセプトモデルのために特別に開発されたLEDユニットだ。 引き締まったリアセクションもこのモデルを特徴付ける。ボンネットからテールゲートのアルミトリムへと続く、弾力のある曲線(スプライン曲線)による演出が効果を発揮しているのだ。ちなみにこの曲線は、インテリア内にもエクステリアと呼応するように配されている。
BMWのマスターペインターの技が光るカラーコーディネート
ドアハンドルがないのもポイント。ドアのショルダー部分に控えめに統合されたウィングレットがその役目を担う。足元のアルミホイールは、ユニークな層状のデザインとされている。また、座席後方のロールオーバーと取り外し可能な2分割ルーフはレザー仕上げで、リアウインドーは開閉する。 カラーコーディネートの妙にも注目したい。リアセクションで、オープン時も残るルーフ後端部の赤みがかった茶色が、ボディカラーのシルバーに溶け込んでいるように見える(クロームシャドー効果)。これは、BMWグループの経験豊富なマスターペインターによるものだ インテリアに目を移そう。レザーシートには、パンチングのアクセントが施される。表面の赤みがかった茶色のトーンとあいまって、高級感を醸し出している。そして、シフトレバーなどへのクリスタル装飾が、それをさらに高めている。 パワートレーンは、、BMW最強のガソリンエンジン4L V8エンジン(最高出力400ps/最大トルク500Nm)が搭載される。電気の「デ」の字はひとこともアナウンスされていない。
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