アプリリアRS660シリーズ〈いま国内で買える新型バイクカタログ〉多彩な電脳&扱いやすさもあるミドルSS
RS660シリーズ概要:多彩な電脳、扱いやすさもあるミドルSS
ミドルクラスのスーパースポーツで、搭載するエンジンには並列2気筒を採用。コンパクトなエンジンにより、より軽さを追求できるだけでなく、インテークやエキゾーストなどエンジン周りのコンポーネント配置の自由度も比較的高められる。なお本モデルのエンジンはRSV4のエンジンの前側バンクを切り出したような造りとなっていて、各部にRSV4のレーシング技術を自然と応用。100HPで十分、とある意味割り切った最高出力も特徴だ。 【画像】アプリリアRS660シリーズ〈新型バイクカタログ〉 また270度位相となっており、アプリリアによれば点火順序が90度Vツインエンジンに近いことを採用理由に挙げている。同社はVツインをスポーツバイクに採用していた過去があり「90度Vツイン独特のフィーリングやサウンドを再現するため」とのこと。 ミドルクラスとしては頭ひとつ抜けた、多彩な最先端電子デバイスの装備も特徴だ。アプリリアが6軸慣性プラットフォームと呼ぶジャイロスコープや、トラクションコントロールにクルーズコントロールなどなど。多彩な電子制御を搭載している。ブレーキにはマルチマップコーナリングABSを採用。軽量かつコンパクトながら、横Gやフロントブレーキの握り具合、バンク角といった車体の状況を多角的にキャッチ。ブレーキを最適化してくれる、高度なABSだ。また、ストリート用に3つ、サーキット用に2つと計5種類のライディングモードを用意。中でも”Indivisualモード”は、電子制御機能を自由にカスタマイズできる。 アプリリアはRS660をただ速いバイクとしてのみならず、バイクに乗る歓びと楽しさを再発見できるようなものに仕立てたと言う。RS660は、各種電脳などによる高いスポーツ性と、軽量でパワーがありすぎない扱いやすさを両立させた新しいミドルスーパースポーツだ。 国内投入は2020年に発表し2021年にデビュー。エクストリーマ、STDは2023モデルのまま販売中。リミテッドエディションは2022年に発売され、現在もラインナップに掲載中。