トランプ氏を次期大統領に正式選出、20日就任へ…今回は混乱なし
【ワシントン=淵上隆悠】米連邦議会は6日、上下両院合同会議を開き、共和党のドナルド・トランプ氏(78)を次期大統領に正式に選出した。4年前は2020年大統領選での敗北を覆そうとしたトランプ氏の支持者らが議事堂を占拠する事件を起こしたが、今回混乱はなかった。 【写真】銃撃されても拳を振り上げるトランプ氏(2024年7月)
合同会議では、24年11月に行われた大統領選の結果に基づいて選ばれた選挙人が同12月に行った投票の結果を公式に集計した。トランプ氏は312票を獲得し、民主党のカマラ・ハリス副大統領(60)は226票にとどまった。
トランプ氏はこの日、SNSで「歴史における大きな瞬間だ」と強調。上院議長として合同会議の進行役を担ったハリス氏は終了後、記者団に「民主主義の最も重要な柱の一つは、平和的な権力の移譲だ」と述べた。