（左から）吹石一恵、多部未華子、松岡充

　2007年にTBS系列で放送されたドラマ『山田太郎ものがたり』。森永あい原作の漫画を実写ドラマ化した。そんな『山田太郎ものがたり』が、Amazonプライムでの配信をスタート。本コラムでは、人気を博した同作に出演していたキャストの現在をまとめる。 【写真】イケメンなのに超貧乏な山田太郎やクラスメイトを演じたのは？ ■二宮和也 　主人公の山田太郎を演じたのは二宮和也。太郎は秀才ながら極貧で、幼い弟妹を養うため、アルバイトに精を出す。苦労人でありながら気品を持っており、周囲からは裕福な家庭で暮らしていると思われている。 　二宮はアイドルグループ・嵐に所属。『山田太郎ものがたり』のあとも『流星の絆』（TBS系）『フリーター、家を買う。』（フジテレビ系）など数多くの連続ドラマや映画に出演し、俳優としてのキャリアをアップさせる。2020年に嵐は活動を休止するも、俳優業・バラエティMCなどとして活躍を続けている。私生活では2019年に一般女性と結婚し、21年には第1子が誕生。現在も俳優業を中心に活躍している。 ■櫻井翔 　山田と同級生で親友の御村託也。実家が茶道の家元であるため、非常に裕福な家庭に生まれた人物で、貧乏であることを隠している山田の苦労を理解している。同じ嵐のメンバーである二宮との友情物語が最大の見所である。 　桜井は東京都港区育ちで、御村に負けない名家の出身。慶應義塾大学卒業後より嵐に所属し、アイドル業と俳優業を両立させる。また、2006年からは『news zero』（日本テレビ系）の月曜ニュースキャスターにも就任。社会問題へのコメントが高く評価されている。私生活では2021年に一般女性と結婚、2023年には第1子が誕生した。 ■多部未華子 　山田と高校大学の同期で、将来玉の輿に乗ることを夢見る池上隆子。山田を金持ちだと思いアタックするも、ひょんなことから貧乏であることを知り、葛藤する役どころだ。 　池上を演じたのは多部未華子。『山田太郎ものがたり』が民放ドラマ初出演だった彼女は2009年に放送されたNHK連続テレビ小説『つばさ』の主演に抜てきされ、大ブレーク。『これは経費で落ちません！』（NHK総合）『私の家政夫ナギサさん』（TBS系）など、複数のドラマで主役を張る売れっ子女優となった。『山田太郎ものがたり』は彼女にとって、女優としてのキャリアをスタートさせた作品と言えるだろう。 ■忍成修吾 　山田たちの同級生で非常にナルシストな男、杉浦圭一。実家はスーパーマーケット経営で、当初は山田を潰そうとつけまわしていたが、日々を過ごすうちに好きになってしまう。 　杉浦を演じたのは忍成修吾。『東京ストリートニュース！』（学習研究社　現：学研パブリッシング）などの読者モデルとして活躍後芸能界に入り、テレビドラマ『天国に一番近い男』（TBS系）で本格俳優デビュー。『山田太郎ものがたり』出演後は映画『ヘヴンズストーリー』や2014年の大河ドラマ『軍師官兵衛』（NHK総合）に出演し、小西行長を演じ、知名度を高めている。