日本で「年収1000万円超」は意外に多いって本当?世帯年収1200万円超の貯蓄中央値は1500万円
夫婦で世帯年収1000万円超を目指そう
本記事では、給与所得者と世帯での年収1000万円超の人の割合について詳しく紹介していきました。 給与所得者のうち年収1000万円超の人は5.4%なのに対して、世帯で年収1000万超を達成している割合は12.6%となっています。 年収1000万円超の世帯の共働き率が約7割であることから、夫婦で協力して1000万円超を目指したほうが、世帯年収を上げやすいとうかがえます。 とはいえ、世帯年収が上がれば必然的に貯蓄額も上がるわけではなく、家計状況やライフプランによっては世帯年収が1000万円超でも貯蓄ゼロの状態が続く可能性もあります。 貯蓄額を増やしたいと考えている場合は、年収アップの検討とともに、「家計収支の見直し」や「ローンや教育費のシミュレーション」などを事前にしておけると良いでしょう。
参考資料
・国税庁「2022(令和4)年分 民間給与実態統計調査」 ・厚生労働省「2022年 国民生活基礎調査の概況II 各種世帯の所得等の状況」 ・総務省統計局「家計調査 / 貯蓄・負債編 二人以上の世帯 詳細結果表 第8-2表」 ・金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査](令和5年)」
太田 彩子