話題ドラマ出演のプロレスラー、“不良”たちにまさかの提案 前科があっても「なれますよ」
「(大金を手にしても)そのお金を扱える器の人間であれば変なことにはならない」
「今はYouTubeとかそういうものがある中で、ある程度のまとまったお金を手にする場合がある。しかも、お金を手にしたことがどういうタイミングでどのくらいの重さで入ってくるのか。そのお金を扱えるだけの器の人間が手にしたのか。もちろんそれも1つの更生だと思うけど、そこで自分がそのお金を扱える器の人間であれば変なことにはならないんです。だけど器がない人間が大金を手にしたら、ロクなことにはならない。だけど、それも1つの表現なんです。その中に朝倉くん(未来&海の兄弟)がいたりして、(海は)UFCのタイトル戦まで行ったわけだから、そこに携われたことを誇りに思うか、悔しく思うか。そういうエネルギーの方向性は、僕は悪いとは思わないし、その信念を出してほしいですよね」(村上) 村上と話すと、世間を騒がす不良と呼ばれていたファイターたちに、希望を持てと心からエールを送っていることが伝わってくる。 「僕は、せっかくやるなら世の中の人として、人から崇められるような人物になってほしいんです。池の中で強い弱いじゃなくてね。たとえば、納税額で天下を取るとか。彼らはそういうエネルギーを持っているんだから。もちろん道場を経営するのもいいけど、若いヤツらがエネルギーの使い方が分からなかったのであれば、使い方を教える場としてビジネスをしていけばいい。こうすれば稼げるなんてことじゃなくて、やっぱり人としての道を作れるものになってほしいし、とにかく池に収まらないでほしいんです」 ここまで話した村上は、まさかとも思える提案を口にした。 「もっともっと先の、例えば政治家にでもなればいいんですよ。国会議員になればいいんです。なれますよ。それだけのエネルギーが彼らにはあるんだから。不良だったからなれないなんてことはない。前科があったって、そのほうが苦労を知っている分、底辺を知っている分、底辺にいるヤツらを引き上げる方法を知っているんです。上にいる人間には下の気持ちなんてわからないんだから、底辺を知っている人間が上になって、下のヤツらを引き上げればいいんです。じゃんじゃん国会議員を出せばいいんです」(村上)
“Show”大谷泰顕