冬の電車の中は暑すぎる? 通勤電車が26℃! 対策は? 暖房使わない電車があった!“深すぎる”で有名な…【Nスタ解説】
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20日の東京は最高気温が9度に届かず、この時期としては40年ぶりの記録的な寒さに。全国では315地点で「冬日」を観測しました。 【画像でみる】乗務員の知られざる努力とは… ■冬の電車の中は暑すぎる? 通勤電車が26度!対策は? 井上貴博キャスター: SNSには寒くなるとこのような書き込みが増えます。 「暖房が効きすぎて暑いから上着を脱がないと…」 「この時期の満員電車、夏か!!!!!ってくらい暑い」 お客さんに心地よく乗っていただきたいという鉄道会社の思いで暖房をつけているわけですが、効きすぎたり、人が多かったりするとどうしても熱くなってしまいます。 Nスタのスタッフが通勤時、温度を測りながらどのような状況なのかを体感してみました。 ▼志木駅~和光市駅(東武東上線で約7分) 20度 少し暑いけど3駅なので耐えられる ▼和光市駅~明治神宮前駅(東京メトロ副都心線で約36分) 26度 始発なので座れるが、上着の前を開けて、少しでも冷気を取り込む努力 ▼明治神宮前駅~赤坂駅(東京メトロ千代田線で約6分) 24度 前の区間で大ダメージを受けたが、ひんやりしたいので開かない側のドア付近でガラスの冷たさを感じている ■乗務員の知られざる努力とは 井上キャスター: 鉄道会社の皆さんはどのようにして温度調節をしているのでしょうか。 東京メトロでは乗務員が暖房のオン・オフを操作しています。一方、暖房の設定温度は24度で、センサーが調節することになっています。 ただ、東京メトロ広報担当者によると「『暑すぎる』『寒すぎる』という意見も頂くので、暖房は乗務員が微調整をしています」とのことです。 センサーを使うが、人間の勘と知識、経験で少々の上下を繰り返しているそうです。 他にも、混雑状況を目視で確認しています。混雑具合を見て温度を下げるなどの調整を行っているそうです。利用客の服装を目視で確認し、コート着用率・重ね着具合などを確認して温度を調整しています。 弁護士 萩谷麻衣子さん: パソコンや裁判記録などの重い荷物で両手がふさがった状態で電車に飛び込むと既に汗だくの状態なので「もうちょっと冷房を効かせてくれないかな」と思うときがありますが、駅員の方はこんなに努力してくださっているのですね。