最新版ChatGPT o1の「思考プロセス」を覗いてみよう!より人間らしく進化した
タコスはサンドイッチか?
食べ物に関して、議論が分かれるもうひとつの問題も質問してみました。 「タコスはサンドイッチですか?」 これについてo1は言うべきことがいろいろあったようです。 たっぷり5秒間考えたあと、o1は364語で回答。思考プロセスは、次のようになりました。 まずは定義に注目し、定義を明確にしています。 私は、主な構成要素によってタコスを定義します。トルティーヤ、具材、ソースです。これにより、タコスがサンドイッチの定義に当てはまるかどうかが、わかりやすくなります それから、見解について考察。 私はタコスとサンドイッチの分類について検討し、それぞれの料理の特徴を明確にします。タコスはトルティーヤを使い、サンドイッチはパンを使います。 タコスはメキシコ料理に文化的ルーツがあり、サンドイッチはヨーロッパの影響を受けています o1は、これが「頻繁に議論される問題」であることを認め、答えは料理の伝統や文化的背景、さらには法解釈による定義付け次第であることを論証。 「主な違い」(特に、タコスはパンを使わない点と、サンドイッチは具材をパンとパンの間に置くのに対し、タコスは具材をトルティーヤのうえに置く点)について考察していますね。 すべてを考慮したうえで「大半の料理専門家や食の愛好家」が言うとおり「タコスはサンドイッチではない」と結論付けました。 なんなら裁判官が「ブリトーはサンドイッチではない」と判決を下した訴訟事件まで引用していました(この訴訟について詳しく知りたい人は、こちらをお読みください)。
タコスはホットドッグか?
さらにもう1つ、「タコスはホットドッグかどうか」についても聞いてみました。9秒間考えたあとo1は明確な答えを返してきました。 タコスもホットドッグも、パンの一種、またはパンのような土台のなかに具材を入れますが、この2つは同じではなく、異なる料理のカテゴリーに属します これで、インターネットでの議論に決着がつきましたね。