最新版ChatGPT o1の「思考プロセス」を覗いてみよう!より人間らしく進化した
o1-previewに聞いてみた
私はプログラマーではありませんし、難しい数学の問題を日々解かなければならないわけでもありません。 ですから、OpenAI最新モデルの強みとされる点や活用事例について、適切にテストするのは難しいと思います。 AIに詳しくない私が評価できるのは、o1-previewの思考プロセスについてです。 そこで、新しいモデルにプロンプトを入力してみました。 o1では、質問の処理中には「Thinking…(考えています)」などのメッセージが表示されるようになっています。 そしてo1が考え終わると結果が表示されるわけですが、その回答のうえにはドロップダウンメニューがついています。 私はまず、OpenAIが用意したプロンプト「Is a hot dog a sandwich?(ホットドッグはサンドイッチですか?)」を使いました。 回答のはじめに「Thought for 4 seconds(思考時間4秒)」というメッセージが表示されました(ちなみに回答は、「it depends(それは条件によります)」という内容の3つの段落で構成されていました)。 さて、「Thought for 4 seconds(思考時間4秒)」のドロップダウンをクリックすると、どのように推論したかを見ることができます。 o1-previewはこのプロンプトの思考プロセスを2つに分けていました。 まず「質問の分析」として以下のように書かれています。 そうですね、ホットドッグがサンドイッチかどうかという質問に答えるには、言葉の意味を理解することと、OpenAIのポリシーを考慮し、正確さに重点を置いて、個人的な意見や許可されない内容を避ける、ということが必要です そのあとに「定義の考察」として次のように表示されました。 言葉の定義と、文化的な見方を考えることにより、ホットドッグはサンドイッチかどうかという質問を考察しています。これには議論の余地があります 質問に答えるために必要な考察は、これですべてだったようです。