日本人のソウルフード“おにぎり”が世界を席巻!注目の専門店と、意外と深いおにぎり蘊蓄
サステナブルな活動が おにぎりの未来のカギを“握る”
最後に、未来のおにぎりはどうなっていくのかをお聞きました。すると、より世界的な拡大へと希望がみえる一方、課題も山積みだといいます。 「危機的な原材料のひとつは海苔。温暖化で海水温が上昇し、磯焼けによって海藻がとれなくなっています。まぐろや鮭、昆布などの海産物もおにぎりの人気具材ですから、『おにぎりサミット(2025年2月に第2回を開催予定)』などを通じて海の豊かさを守るための情報も発信していきたいと思っています」
Profile
おにぎり協会代表理事 / 中村祐介 2014年2月に一般社団法人おにぎり協会を設立し、翌年にはイタリアのミラノ国際博覧会(ミラノ万博)でおにぎりのデモンストレーションなどを実施。日本人にとっては既知のおにぎりを未知のものとして広め、海外の人には未知のおにぎりを伝えるなかで既知のものにするべく、魅力を発信している。2024年には東京で「おにぎりサミット」を初開催し、2025年には第2回を開催予定。
GetNavi web編集部