<独自>大阪新阪急ホテル、万博の外国人スタッフ宿舎に 再開発前に〝もう一役〟
阪急大阪梅田駅に隣接し、来年1月4日に閉館する大阪新阪急ホテル(大阪市北区)が、同年4月に開幕する大阪・関西万博の外国人スタッフ用の宿舎として利用されることが26日、分かった。ホテルは今後、周辺施設とともに再開発される計画だが、交通の便に極めて優れることなどから、万博期間中は継続利用されることになった。 大阪新阪急ホテルは東海道新幹線の開業や、東京五輪開幕に先立つ昭和39年8月に開業。抜群の立地でレジャーやビジネスの拠点として高い人気を誇ったが、老朽化にともない周辺の阪急ターミナルビル、阪急三番街とともに大規模再開発が計画されている。 大阪・関西万博には161カ国・地域が出展する計画で、開幕から半年間、各パビリオンで働くスタッフの宿舎が必要となる。このため、万博を運営する日本国際博覧会協会が宿泊先の確保を進めていた。 同駅周辺では、建て替えが計画される大阪マルビル跡地も万博期間中はシャトルバスのターミナルとして利用される。(黒川信雄)