「遠距離婚」という選択…海外駐在の私を応援したいと言ってくれた彼|CLASSY.
結婚を機に女性はキャリアを諦めて、夫について行く…そんな考え方に変わる、仕事もプライベートも犠牲にしない夫婦のカタチ。それぞれの場所で暮らしながら結婚生活を送ることを選んだカップルに話を聞きました。
ロンドンと東京での生活は世界が2倍に広がった感覚
▶︎足立絵理子さん(27歳・商社勤務) 大学のサークルの先輩・後輩だった私たちは4年ぶりの再会をきっかけに交際を開始しました。これまでの恋愛経験から、理想の結婚相手は穏やかで尊敬できる人。久しぶりに会った彼はまさにドンピシャ!営業職の私にとって、専門職として活躍する彼の仕事ぶりは尊敬の対象。そして私の有り余るエネルギーを受け止めてくれる広い心の持ち主でした。実は交際前から駐在はほぼ決まっていたのですが、バレたら付き合えないかも…と内緒でデートを重ねていました。交際が決まってすぐに駐在を控えていることを明かし、なるべく一緒にいたいと同棲を開始。3カ月後に渡英し遠距離恋愛に。 結婚を決めたのはそれから半年後。結婚を考えられる人としか付き合わないという彼。私もそのつもりではいましたが、具体的なタイミングまでは決めていませんでした。そんな中、彼が駐在を選んだ私をパートナーとして支えたいと話してくれて…!念願叶っての駐在でしたが実際に1人でいると心細くなることもあり、その言葉がとても嬉しく、離れていても人生を共に歩もうと2人で決断しました。 ロンドンと日本の時差は8時間、会うのに半日以上。超遠距離の結婚生活で大切にしているのはコミュニケーション量です。私は出社が多いためランチタイムに一時帰宅できるようオフィス近くに家を借り、彼とZoomをしながら昼食をとるようにしています。自営業の彼は業務を調整し、2~3カ月に1度、数週間ロンドンに滞在。もちろん頻繁には会えなかったり会うための準備が大変だったり普通の結婚生活とは違う辛さもあります。それでも一緒に闘う仲間がいる心強さ、世界が2倍に広がった感覚があるのは夫婦でいるからこそ。駐在期間はあと1年。それからはしばらくは同居予定ですが、またいつか海外で働くことも視野に入れていきたい。今回の経験がその時の私たち夫婦の選択肢を、広げてくれると思っています。(絵理子さん)