“大御所”扱いを指摘された「木村拓哉」の現在地 SMAP解散から間もなく8年も「大物すぎて変われない」
動画の登録者数は増えているが
袂を分かった4人に対して、木村は8月にリリースした3枚目のソロアルバム「SEE YOU THERE」を引っ提げ、今月29日から全国5都市8公演のツアーを開催する。さらにTBS系の主演ドラマを映画化した「グランメゾン・パリ」が今冬に公開される。また、今年1月にはYouTuberデビューを果たしたが、ここに来て登録者数が100万人を突破。俳優・歌手・YouTuberの“三刀流”で芸能界に君臨しているのだが……。 「筒井さんが指摘したような“大御所”になってしまったのは、SMAP時代に絶大な権力を持っていた飯島氏をテレビ業界が畏怖して忖度していた名残です。木村さん本人は共演者やスタッフに対して気さくに話しかけたり、コミュニケーションを取っており、特に偉ぶったり威圧感があるわけではないのです。しかし、これまでの実績や数々の報道、うわさなどで木村さんに対して『大物だから注意して接しないと』『本当は怖い』といったイメージができあがっているため、目の前にいるとついへりくだってしまい、筒井さんが暴露したような現場の雰囲気ができあがってしまうのです」(先のテレビ局関係者) そのせいではないだろうが、YouTubeの登録者数の伸びとは裏腹に、もろもろの数字は下降気味だ。 「今年4月期の主演ドラマ『Believe-君にかける橋-』の全9話の平均世帯視聴率は10.3%でなんとか2ケタ越え。ソロアルバムの初動売り上げ5.5万枚ほどで、ファーストアルバムの3分の1ほどでした。そんな状況で、今冬の主演映画がそこまで興行収入を伸ばすとは思えません。木村さんの場合、本人の意思とはお構いなしに、妻で歌手の工藤静香さん、2人の娘であるCocomiさん、Koki,さんも最大限にSNSを活用するのはいいのですが、たびたび炎上。図らずも木村さんの足を引っ張っている形です」(先の記者) 結果、木村はどの音楽番組からも声がかからず。その一方、今月14日に日テレで放送される音楽番組「with MUSIC」の2時間スペシャルに稲垣、草なぎ、香取が出演。3人が「新しい地図」名義でリリースした楽曲「雨あがりのステップ」をテレビ初披露することになった。 結局、今の木村に足りないのは、優秀な“参謀”、そして、筒井のようにズバズバ物申してくれる“同志”のようだ。
デイリー新潮編集部
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