山村学園の西川歩投手（3年）、横田蒼和内野手（2年）

＜第106回全国高校野球選手権埼玉大会：山村学園14―0越谷南◇14日◇2回戦◇レジデンシャルスタジアム大宮 【一覧】西川歩もランクイン！高校生ドラフト期待度ランキング50位－41位 　春ベスト4の山村学園が越谷南との初戦を迎え、14対0のコールド勝ちを収めた。投打ともに人材が揃う山村学園は期待の逸材が活躍を見せた。 　まず野手では2番ショートの横田 蒼和内野手（2年）が3打数2安打の活躍。第2打席に左中間を破る適時二塁打を放ち、第4打席でも高めに浮いた変化球を捉え、右前安打とした。180センチ85キロと、ガッシリとした体格をしている。目に付くのはコンタクト力の高さと反応の良さ。右足をしっかりと上げた打撃フォームから踏み込んで、鋭いバットスイングでボールを捉え、広角に打球を飛ばすことができる。反応もよく、変化球を投げられても即時に溜めを作って打ち返すことができる。 ショートの守備を見ると堅実な動きを見せており、スローイングも強い。高校2年生の遊撃手としては非常にレベルが高い逸材だ。5回裏、二死からマウンドに登り、最速128キロの速球を投げ込んで1人の打者を打ち取った。これが常時140キロ台の速球を投げられる肩の強さが身につくと、もっとスカウトから評価されるのではないか。 　146キロ左腕・西川 歩投手（3年）も5回裏から登板。打者2人に10球を投げて、しっかりとアウトに取った。昨秋よりも進化が見え、1イニングに140キロが1球ぐらいだったのが、当たり前のように140キロを連発。最速は141キロだったが、球速表示以上に勢いを感じさせる球質だった。今後は先発としてどんな投球を見せられるかが、評価を上げるポイントになるのではないか。