横浜FM主将が実感した自身の進化 「感覚は掴めてきている」プレーの“幅”とは?
高まるチームメイトとの意思疎通
そして、喜田は「自分がどうチームに貢献していけるか、その幅も着実に、ちょっとずつですが広げていけている。あのシーンでもあそこに顔を出して、宮市選手とも連係が取れていましたし、必ずあそこに来てくれると思って出したので。彼も『来ると思っていた』と言ってくれましたし、そのへんの意思疎通みたいなものができて、最後(ゴールが)割れたと思うので。(アンデルソン・)ロペスも最後によく決めてくれましたけど、ああいうのはチームの結果にも直結するので、そういうところでも助けていきたい」と、語った。 喜田自身にも、この試合で得点を挙げられそうな場面もあった。2点目を決められる直前の後半31分、FWアンデルソン・ロペスのパスを受けて左足でシュートしたが、ボールは枠の右に外れていった。 「あれは(シュートを)右足で用意していたんですけど、左に出てきたので、ちょっと歩幅が合わなかった。右で要求できれば良かったですけど、そこらへんの最後の合わせるところは、練習からも培えるし、最後の質を上げられれば、今後は沈められるシーンもあると思う。ただ、あそこに顔を出すというのは、崩し方みたいなところでいい面もすごくこの試合であったのかなと思います」 チームが勝ち点3を積み重ねるとともに、実感できた自身の進化。横浜FMの闘将は、ますます相手にとって嫌な存在になるに違いない。
河合 拓 / Taku Kawai