【大学生活とお金】「スカラシップ」で授業料が半額に ひとり暮らしの家賃は4.5万円、バイトは時給970円
生活費は?
――大学4年間は、どんなところに住んでいたのですか。 民間の賃貸マンションです。家賃4万5000円で、松本市の一般的な相場より安いほうだと思います。大学の最寄り駅や松本駅からは離れていますが、通学や買い物など移動手段は基本的に車です。1年の5月くらいに松本市で運転免許を取得し、中古の軽自動車を手に入れました。車通学の学生は割と多くて、電車通学と半々くらい。自転車や徒歩での通学は少数です。 家賃やガス・電気代、携帯の通信料は両親が負担してくれています。光熱費はどのくらいかかっているか把握していませんが、携帯の通信料は格安スマホで月3000円程度です。水道代とマンションのインターネット回線は家賃に含まれています。学費が減免になったものの、家賃などの負担があるので、国立大学に受かって自宅通学できていれば、より両親を安心させられたのに、と思います。 ――そのほかの支出はどのようにやりくりしていますか。 仕送りはないので、食費や交通費、友人との交際費は月約8万円のアルバイト収入でまかなっています。食費は月約2万5000円、交際費は約1万円です。交通費も1万円くらいで、主に車のガソリン代です。ガソリン代は高くて、大学の駐車代(1日180円)も入れるともう少しかかっています。 ――初めての一人暮らしで、家事やお金の管理は大変でしたか。 家事を全部自分でこなさなければいけないのは、とても大変だと思いました。洗濯は2~3日に1回、掃除は週1回のサイクルで清潔な状態を保てていますが、料理はあまりしていません。初めはレシピ本を買って頑張っていたのですが、作るだけでなく、食器洗いなどの時間がかかるので、外食したり総菜を買ったりしています。お昼は学食や購買を利用しています。 お金の管理には、家計簿アプリを活用しています。何にいくら使ったかがグラフで可視化できるので、「今月は食費を使いすぎた」など一目でわかるのがいいところです。あとは、なるべく口座にお金を残すことを意識しながら支出を抑えていたこともあり、今までやりくりに困ったことはありません。 ――何のアルバイトをしていますか。 1年の10月からコンビニエンスストアでアルバイトをしています。時給970円で1日5時間、週4回入っています。定期試験や教員採用試験、卒論執筆の時は、オーナーがシフトの融通を利かせてくれました。子どもからお年寄りまでいろんな人が来るのが面白そうだと思って始めましたが、従業員の方々など、さまざまな大人と接点を持てたのもよかったです。