中国石油化工が純利益半減、第3四半期 原油下落やマージン低下で
[北京 28日 ロイター] - 中国国有の石油大手、中国石油化工集団(シノペック)は28日、株式市場の運営機関に2024年第3・四半期(7―9月)決算書を提出し、純利益が前年同期比52.1%減の85億4000万元(12億ドル)にとどまったことを明らかにした。 原油価格下落と精製マージン低下が要因。売上高は9.8%減の7904億元だった。化学事業も不調で、部門純損失は49億元の赤字を計上し、全体の足を引っ張った。 第3・四半期までの今年の原油生産量は前年同期比0.3%増の計2億1129万トンにとどまったが、天然ガスは5.6%増の1兆480億立方フィートに上った。 同期間の設備投資は863億5000万元。前年同期の1081億6000万元から減少した。