萩生田光一氏を直撃!自民東京都連832万円裏金疑惑に「まあ、だらしないよねぇ」とまるで他人事
「都連の832万円は単純ミス」
都議会自民OBが言う。 「パー券の扱いは、メチャクチャでしたね。ある都議は100万円の販売ノルマが達成できず悩んでいたところ、国会議員の秘書から『オレが売ってきてやる』と声をかけてもらった。都議はお願いしたのですが、いつまでたっても売り上げを渡してもらえない。『持ち逃げされた』と嘆いていました。パー券をディスカウントして企業に売りまくっている都議もいた。裏金なんて当たり前でしたよ。都議会自民と都連の双方に所属している都議にとっては、いずれのパーティーもノルマは同じ。都連の不記載も怪しいのではないですかね」 そこで日刊ゲンダイは19日、衆院議員会館で開催された会合を後にする萩生田氏を直撃。都議会自民と都連の不記載について見解を問うと、こう言った。 「メディアがごっちゃにして報じていますが、都連と都議会自民は別の団体です。都連の832万円は単純ミスで、既に修正もした。金額が大きすぎる? まあ、だらしないよねぇ」 だらしないで済むのか。来夏は都議選に参院選まで控えている。国会や都議会で追及されれば、また選挙に“直撃”必至だ。 ◇ ◇ ◇ 自民党の裏金事件を巡って、18日の衆院政治倫理審査会に出席した萩生田氏。野党議員が質問を重ねたが「分からないことは、正直分からない」と言い放ち、「ゼロ回答」だった。このまま逃げ切れると思っているのか。包囲網は着々と狭まりつつある。●関連記事【もっと読む】『自民党内で狭まる萩生田光一“包囲網”…政倫審「ゼロ回答」も、都連裏金疑惑の説明責任は避けられず』で詳報している。