定年退職したら家を手放し「キャンピングカー」で旅をしながら生活をしたいという夫。維持費や生活費は月にどのくらいかかるものなのでしょうか?
定年退職後はこれまでできなかったことをしてみたいと感じている人もいるでしょう。例えば「キャンピングカーで生活したい」という夢をかなえるために、家を手放すことを検討することもあるかもしれません。 本記事では、キャンピングカーでの生活にかかる維持費や生活費をご紹介します。 ▼夫婦2人の老後、「生活費」はいくら必要? 年金額の平均をもとに必要な貯蓄額も解説
キャンピングカーにはどのくらい維持費がかかる?
キャンピングカーにかかる維持費には、自動車税や自動車重量税・自動車保険料・メンテナンス代・駐車場代・燃料費・車検代などがあります。 まず、自動車関連税については、キャンピングカーは基準を満たせば原則8ナンバーが適用されるため、普通自動車よりも金額が安いという特徴があります。例えば、東京都主税局によれば、総排気量2リットルの自家用乗用車は自動車税(種別割)が年額3万6000円(2019年10月1日以降に初回新規登録の場合)ですが、同じ総排気量2リットルのキャンピングカーでは2万8800円です。また、自動車重量税は車両総重量によって決まるもので、国土交通省によると、8ナンバーが適用される場合、13年が経過するまでは1トン以下が年間4100円、2トン以下が8200円、3トン以下が1万2300円となっています。 次に、自動車保険料は必ず加入しなければならない「自賠責保険」の保険料が、損害保険料率算出機構「自動車損害賠償責任保険基準料率」より、24ヶ月契約で1万9980円(沖縄県を除く離島以外の地域・8ナンバー適用の場合)です。このほか、任意保険にも加入できるため、詳しく確認してみるとよいでしょう。 また、車検は2年に1回ですが、一般的には10万~20万円ほどかかることがあるようです。 このほか、メンテナンス代や駐車場代・燃料代がいくらかかるかは状況によっても大きく異なると考えられます。一例としてはキャンピングカーを維持するために年間約100万円かかるケースもあるようなので、参考にするとよいでしょう。