ウクライナの戦後復興に「日本の技術が必要」ゼレンスキー大統領が広島で会見(全文2完)
核拡散軍縮の文脈で話が出ているが
記者:この電撃訪問で、広島の、特に核拡散軍縮の文脈で話が出ているんですけれども。 ゼレンスキー:私の訪問が、電撃訪問よりは招待されての訪問であります。そもそもオンラインのオプションの可能性、確率が高かったんですけれども、ただしセキュリティー上の制約があって、もちろん事前に発表することができなかったんですけれども、そしてこの話はウクライナをテーマにした話し合いだったんですけれども、もちろんほかの世界の問題も話題となりましたけれども、これだけの注目がウクライナに当てられるという場面で私も出席しなければならないと思いました。また、かつてから話が進んでないところ、場面にも努力をする機会となりました。
日本と韓国にも武器による協力を期待するのか
記者:外交による圧力について、発言がありましたけれども、日本と韓国のような国にも武器による協力を期待していますか。 ゼレンスキー:ありがとうございます。理解していただきたいのは、今日はまたとても重要なテーマだったんですけれども、皆さんが賛成してくれたか分からないんですけれども、反対という発言はなかったんですけれども、ロシアに対する外交による圧力、またそのほかに戦争終結のための外交的な解決方法については、特に国連憲章および国際法に対する順守というのが重要であって、ウクライナの領土、体制を損害して、ウクライナの領土に侵略をしているロシア軍というのを、まず撤退してもらわなければならないということで、ロシア軍がウクライナにいる限り、話し合いの対象になり得ない、相手にされないということを理解してもらわなければならないです。 その次、平和のフォーミュラについては、多くの危機について述べられているんですけれども、食糧安全保障、核の安全、拉致された子供の帰還、登録されている人数で2万人ですけれども、ほかにもたくさんいると思います。これだけの問題を解決するのは極めて難しくて、その文脈で、今日のセッションのメンバー諸国から支持の声をいただきました。もちろん武器を提供できる国から武器をいただきたいということは本音ですけれども、ただし法律的な制約についても十分に理解しています。