斎藤兵庫県知事が再選後初登庁、職員ら120人出迎えに7回頭下げる「新たな兵庫県政をイチからスタート」
兵庫県議会から不信任決議を受け失職し、出直し選挙で再選を果たした斎藤元彦知事(47)は19日、神戸市中央区の兵庫県庁正面玄関に予定より5分遅れて“初”登庁。50人を超える支援者や報道陣、一部県職員ら120人に出迎えられた。 【写真】‘’初‘’登庁し、当選証書を授与された斎藤元彦知事 斎藤知事は支援者らに向かって7度、深々と頭を下げて感謝の気持ちを表した。 前知事として最後の登庁となった9月27日は見送りの数もわずか。花束贈呈もなかった。再選しての登庁では庁舎の正面玄関に集まった集まった支援者1人1人と握手。支援者らが選挙戦でチームカラーとしたターコイズブルーのバラの花束をもらい、笑みを浮かべた。 午前10時から当選証書の付与式に出席。神妙な面持ちで証書を受け取り「頑張りたいと思うので、よろしくお願いします」と語った。 さらに庁舎中庭で開かれた就任式には一般200人、県庁職員1000人が参加。服部洋平副知事が「就任を心からお喜び申し上げます。県政改革に向ける知事の思いが多くの有権者に届いた結果であると思います」と歓迎のあいさつ。さらに「知事が不在の50日間、我々職員にとっても県政に向き合う、改めて県政への向き合い方を見つめ直す貴重な機会となりました。知事が目指す県政改革をしっかりと支えていきたいと思います。よろしくお願いします」と語った。 齊藤知事は支援者、県職員約500人を前にあいさつ。「本日から兵庫県県知事に就任しました。多くの県民の皆さん、関係者の方に県政に対するご心配をかけたことに心からお詫び申し上げたいと思います。職員の方に不在の50日間、兵庫県政を支えて仕事していただきました。心から感謝してます」と頭を下げた。 その後は「これから新たな兵庫県政をイチからスタートします。仕事というものは1人ではできない。関係者の皆さんの支え、サポートがあってこそ仕事ができる。もっと丁寧に丁寧に皆さんとのコミュニケーションをとって、皆で思いを共有していくことが大事」とし、さらに「皆さんと1つのチームとなって。自分自身も生まれ変わって1からスタートして、謙虚な気持ちを持ってやっていきたいと思います」と所信表明。最後は女性職員から花束を受け、満面に笑みを浮かべた。