CL8強出揃う! スペインから最多3チーム…冨安健洋所属のアーセナルも突破
チャンピオンズリーグ(CL)・決勝トーナメント1回戦(ラウンド16)の全日程が終了し、準々決勝へ進む8チームが出揃った。 昨季王者のマンチェスター・シティは、コペンハーゲンを2戦合計6-2で撃破。敵地開催のファーストレグを3-1で制した後、ホームに戻ってきたセカンドレグでは序盤にマヌエル・アカンジとフリアン・アルバレスが得点。その後1点を返されたものの、前半アディショナルタイムには“主砲”のアーリング・ハーランドの一発でリードを広げた。これで今季CL開幕から8戦全勝、全試合で3得点と安定した戦いぶりを見せ、大会2連覇へ良い歩みを見せている。 前身大会も含めると最多14回の優勝を誇るレアル・マドリードは、ラウンド16でライプツィヒと激突。ファーストレグではブラヒム・ディアスが後半立ち上がりに“ゴラッソ”を決め、1-0で勝利すると、セカンドレグは苦戦を強いられながらも、スコアレスで迎えた後半立ち上がりにヴィニシウス・ジュニオールが均衡を破る。その後ヴィリ・オルバンのヘッドで1点を返されたものの、2戦合計スコアは2-1となり、4シーズン連続で準々決勝へ駒を進めた。 20シーズンぶりにCLの決勝トーナメントへ進出したレアル・ソシエダは、パリ・サンジェルマン(PSG)に2戦合計1-4で敗北。久保建英は2試合ともにフル出場を果たしたものの、キリアン・エンバペ擁するPSGの前に屈する形となり、ここで姿を消した。 また、3シーズンぶりにCLを戦うラツィオは、バイエルンに2戦合計1-3で敗れた。ホーム開催のファーストレグではチーロ・インモービレがPKで挙げたゴールを守り切り、1-0で勝利していたものの、セカンドレグでは力の差を見せつけられ、0-3と完敗。鎌田大地は2試合ともに終盤から途中出場したが、大きなインパクトを残すまでには至らなかった。 レアル・ソシエダ、ラツィオが敗れた一方で、日本人所属のクラブとしてはアーセナルが勝ち抜きを決めている。アーセナルはポルトとのPK戦までもつれる死闘を制し、2009-10シーズン以来、14年ぶりの準々決勝進出。負傷離脱が続いていた冨安健洋はベンチに戻ってきたものの、出場機会はなかった。 この後、3月15日に準々決勝の組み合わせ抽選会が予定されている。ラウンド16の結果一覧は下記の通り。