広島FW大橋祐紀、英の古豪ブラックバーンに完全移籍! 「挑戦の道を選ぶことにしました」
サンフレッチェ広島に所属するFW大橋祐紀が、ブラックバーン(イングランド2部)に完全移籍した。31日に両クラブが公式サイトを通じて発表した。 大橋はブラックバーンと2027年6月30日までの3年契約を締結。1年間の延長オプションも付帯している。なお、新シーズンのチャンピオンシップ(イングランド2部)で戦う日本人選手は現時点で大橋が5人目となる。今夏FC町田ゼルビアからブリストル・シティに加入したMF平河悠、1年でのプレミアリーグ復帰を目指すルートン・タウンのDF橋岡大樹、コヴェントリーでの2年目を迎えるMF坂元達裕、ベルギーへのレンタルからカーディフ・シティに復帰したDF角田涼太朗とともに、大橋は"世界最大級の2部リーグ”で自身の価値を証明していくことになる。 現在27歳の大橋は、中央大学在学中の2018年に特別指定選手として湘南ベルマーレに登録され、翌2019年に正式入団を果たした。2023シーズンは明治安田生命J1リーグで23試合に出場して、チームトップとなる13ゴールを挙げた。 今年1月に広島への完全移籍が決定すると、ゴール前での嗅覚と豊富な運動量を武器にエースとして君臨。2024明治安田J1リーグでは22試合出場11得点、2024JリーグYBCルヴァンカップでは4試合出場4得点、天皇杯で1試合出場1得点を記録していた。 自身初の海外挑戦となる大橋。広島からイングランドへと出発するのに伴い、クラブ公式サイトを通じて次のようにコメントした。 「全てのタイトルを目指せるこの上ない幸せな状況のなか、チームを離れる決断をしてしまいましたこと、誠に申し訳ありません。とても難しい決断でしたが、海外でサッカーを学び成長していくことは、選手として生きる僕にとって“目標”のひとつでありました。また年齢的にも最後のチャンスになると思い、挑戦の道を選ぶことにしました」 「力不足な姿をお見せすることも多々ありましたが、いつも熱い応援で支えてくださるファン・サポーターの皆様、そして素晴らしい選手が集まるなか、こんな自分を起用してくれた監督、スタッフにも心から感謝しております。紫に染まる圧巻のエディオンピースウイング広島のもと、最高のチームメートと共にサンフレッチェ広島でプレーできた約半年間は僕にとって本当に幸せな時間でした。これからも皆様に応援していただけるような、ストライカーを目指し、全てを出しきって頑張ってきます。今後とも変わらぬ応援をどうぞよろしくお願いいたします」 大橋が加入するブラックバーンは1875年に創設され、19世紀終盤から20世紀初頭にかけて黄金期を築いた名門。FAカップを6度、旧1部リーグを2度制したほか、1994-95シーズンにはアラン・シアラー氏とクリス・サットン氏の強力なコンビでプレミアリーグ制覇を成し遂げた。近年は2部が主戦場となっており、2011-12シーズン以来となるプレミアリーグ復帰に向けて大橋の活躍が期待される。
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