ラグビー日本代表、オールブラックスに大敗 FB矢崎由高、後半26分の場面振り返り「トライとれなかったのが自分の現状」
ラグビーの「リポビタンDチャレンジカップ2024」が26日、横浜市の日産スタジアムで行われ、日本はニュージーランド(NZ)代表オールブラックスに19―64で大敗した。 FB矢崎由高(早大)が「あそこでトライをとれなかったのが自分の現状。純粋に悔しい」と顔をしかめて振り返った。後半26分。中央付近から抜け出し相手ゴール前に迫ったが、相手SOマッケンジーのタックルを受けて、トライを決めることはできなかった。 2年前の対戦では7点差に迫り、今度こそ初勝利をと野望を抱いて臨んだ一戦。しかし、世代交代中の日本はナイーブだった。開始20分までは12―14。22分にはロックのディアンズのトライで逆転したかと思われたが、ビデオ判定で直前のノックオンが確認されトライは取り消し。落胆した日本は足が止まり、20分間で5連続トライを献上して勝負は決まった。18年NZ戦の69失点以来6年ぶりという大量失点。エディー・ジョーンズ・ヘッドコーチも「感情面をコントロールできなかった」と落胆を隠さない。 それでも、昨年W杯以来の復帰となったFW姫野和樹(トヨタ)は「このチームは始まったばかり。伸びしろしかない」と前を向いた。日本代表はこのあと欧州遠征に向かい、フランス、ウルグアイ、イングランドと戦う。
中日スポーツ