【尼崎ボート・SGグランドチャンピオン】峰竜太が4年ぶりの予選スタートを歓迎「自分はチャレンジャーですから」
「いつ以来か記憶にない」
<24日・尼崎ボート・前検日> <ボート王国九州・山口!> 「いつ以来か記憶にないです」。ドリーム選出が当たり前だった峰竜太が、久々の予選スタートにおどけた。「自分はドリーム何号艇かな~って見たら、名前がなかった。そりゃそうですよね。SGを走っていなかったんですから」 罰則を受けて一時期SG戦線を離れた峰は、昨年10月の蒲郡ダービーで戦列に復帰して即優勝。以後のSGにもフル参戦はしたが、さすがにドリームに届くほどのポイントは稼げなかった。予選スタートは20年6月の宮島グラチャン以来でちょうど4年ぶりだ。 それでも残念がることもなく、むしろ表情は明るい。「いいんじゃないですか。チャレンジャーですから」。加齢による退化を避けるため、常に新しいものを求める冒険者。前検からその姿勢を早速見せた。「実績機(2連対率47%)だけど整備します。セット(シリンダー、ピストン2個、リング4本)とキャリーボディーを換える。攻めの整備です。この一戦に懸けていますから」。その人一倍の執念で、5月のオールスターを制した弟子の定松勇樹に続くSG制覇を目指す。
羽野直也も早速の大整備
早速の大整備は羽野直也も同様だ。「行き足が悪くてパッとしなかったので、セット交換をしました。これでどうなるかですね」。こちらも、2連対率こそ38%と悪いことは全くないエンジンだが、自らの感覚を最優先し、迷うことなく決断した。
寺田祥が九州・山口勢最上位エンジン
エンジン実績という点では寺田祥の18号機が、勝率6.64、2連対率61%と九州・山口勢では最上位。期待も大きかったが、「どれだけ動いてくれるのかと思って乗ったのに、ターンで全然進まない」とため息。S特訓後は「ペラはしっかり調整しましたよ」 “とりあえず様子見”の一走が命取りになりかねないSGの戦い。各人が先手先手の素早い仕事ぶりで、頂点を目指す。