ツー・シグマ元リサーチャーのファンド、中国クオンツの勝ち組に
(ブルームバーグ): 中国が1兆6000億元(約35兆3400億円)規模の国内ヘッジファンド業界に対する規制を強める中で、米ツー・シグマ・インベストメンツの元リサーチャーが始めたヘッジファンドが勝ち組の1社として浮上している。
マン・グループが2月に「クオンツ地震」と呼んだ際に好成績を収めた上海に本社を置く衍复投資はインデックスを上回るリターンを生み、人材の呼び込みでリードしている。
ツー・シグマで働いていたガオ・カン氏が率いる同社は、4月後半時点で運用資産が560億元と、初めて中国クオンツファンドのトップ4入りを果たした。
当局がプログラム取引の監視を強化し、顧客はアルゴリズムに基づくヘッジファンド戦略の有効性を見極めている。ただ、資金調達が難しい中で、パインストーン・アセット・マネジメントも持ち直しており、市場の大混乱以降、資産を2倍以上に増やした。
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原題:Ex-Two Sigma Researcher Becomes Big Winner of China Quant Quake (抜粋)
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