30分で108個のアイデアが出る!? ブレストよりも効果的な「ブレインライティング」のやり方 #TrendBuzz
実践編:「ブレインライティング」をやってみよう
では、実際にブレインライティングをやってみましょう。 「6」人で「3」つのアイデアを「5」分で考えるのが基本の形ですが、人数が少なくなったり、1回あたりの時間を調節したりしてもOK。ただし、人数が多すぎるとファシリテーションが難しくなるかもしれません。 リーダーや責任者がファシリテーターとなり、ブレストには参加せず、タイムキーパーや円滑な進行に専念しても良いでしょう。全員がルールを理解したうえではじめましょう。 各参加者は、5分間でワークシートに3つのアイデアを書き出す。文章だけでなく、イラストや図を描き込んでもOK。 5分が経過したら、ワークシートを隣の人に渡す。この時、全員が同じ方向の人に渡すようにする(右隣の人に渡す、時計回りで渡す、など)。 受け取ったワークシートには、前の人が書いたアイデアが3つ記載されている。これらに対して、新たなアイデアを加えるか、改善案を書き加える。必ずしも、前の人が書いたアイデアに関連づける必要はない。 1~3のプロセスを6回繰り返す。参加者が全てのシートに記入できれば、30分間で108個のアイデアが生成されるはず。 上の画像は、筆者がChatGPTで作成した簡易的なテンプレートですが、参加者の名前は必ずしも記入する必要はありません。 紙ベースでの実施のほか、Googleドキュメントやスプレッドシートなどのオンラインツールを活用すれば、リモートでも問題なく対応できるでしょう。 試して実感したメリット 筆者は2人で試してみましたが、もし実際の会議や初対面の人とのワークショップであれば、話すことに対するストレスがかなり緩和されそうだと感じました。 また、通常のブレストだと、次から次へとアイデアや付随する情報が流れていきますが、アイデアが紙に書かれて残っているので、何度も見返すことができます。 1回あたり5分間という限られた時間でも、自分のペースで考えアウトプットすることで、より深く課題やテーマに向き合えるような気がしました。 会議がマンネリ化してきた時や、新しい風を吹き込みたい時に、ぜひブレインライティングを取り入れてみてはいかがでしょうか Source: Axios, TIME, Amazon(1, 2)
重田信