強烈な日差しに危険な虫…… 夏キャンプで後悔しないために覚えておくべき注意点&工夫とは
夏休みが近づいてきて、キャンプ計画に本腰を入れ始めた人も多いかもしれません。楽しい思い出を作るためにも、熱中症対策などの事前準備が大事ですよね。そこで今回は、夏のキャンプでの注意点と工夫をご紹介。しっかりと対策することで、夏キャンプを存分に楽しみましょう。 【写真】夏キャンプを快適に過ごすための対策をチェックする(全6枚)
夏キャンプはキャンプ場の標高をチェック
夏のキャンプでまず注意したいのは、当然「暑さ」です。できるだけ暑さを軽減したいという人は、キャンプ場選びが重要。涼しさを優先するのであれば、標高が1000m以上の場所にあるキャンプ場を選びましょう。高地のキャンプ場であるほど体感温度は低く、夜は防寒対策が必要なほど冷え込むこともあります。 平地のキャンプ場を選ぶのであれば、オープンキャンプではなく木に囲まれた林間キャンプ場がおすすめ。日中も木陰で涼めて、直射日光を避けられますよ。
人工的に影を作れば作業も捗る
アイテムを使って、暑さ対策することも可能です。木陰が少ない場合は布を天幕のように設置するタープを使って、休憩スペースを作っておくのがポイント。荷物を直射日光から守りつつ、あえて日中はタープ内で過ごし、涼しくなる夕方にテントを設置するという方法もあります。暑い日中にテントを張るという重労働を避けるだけでも、夏キャンプのハードルは下がるのではないでしょうか。 暑さは人だけでなく、食材にとっても大敵。食材は必ずクーラーボックスに入れ、飲み物を凍らせて保冷剤代わりに使用します。クーラーボックスに食材を入れる際には優先度の高い食材を上に置き、早く使いきるようにしてください。上から必要なものを入れておくことで、無駄にクーラーボックスを開け閉めすることもなくなります。
夏キャンプは虫対策も必須
夏キャンプの敵は、暑さだけではありません。夜になると照明器具に虫が寄ってきやすくなるため、虫スプレーや虫よけができるブレスレット、虫が集まりにくいランタンを利用します。他にも殺虫効果がある「モスキートランタン」や、ハエ・蚊・アブなどの天敵で忌避効果のあるオニヤンマを模した虫よけグッズも。虫よけは快適さに直結するので、念には念を入れて用意しておきたいですね。 また、夜のキャンプ場は日中と比べ気温が大幅に下がります。日中は暑さから半袖を選んでしまいがちですが、紫外線や虫、夜の冷え込みを対策するためにも長袖を選びましょう。ショートパンツの場合はレギンスを下に履き、紫外線が気になる方はUVカット機能が施されたものを選ぶと安心です。 夏は暑さ以外にも注意しなければならない点が多くあります。熱中症や食中毒には十分注意して、夏のキャンプを楽しんでくださいね。
野中陽平