祖父からタンス預金「500万円」があると聞きました。急な葬式や入院のためとのことですが、家に置いておくのは危険ですよね? 盗まれたらどうしようと不安です…
まとまったお金を家で保管するタンス預金。祖父が自分の葬式や入院など、いざというときのためにとタンス預金500万円が自宅にあると教えてくれた場合、すぐお金を使えるようにしたいという気持ちは分かるけど、大金を自宅に置いておくのはデメリットではないかと心配する人もいるでしょう。 そこで本記事では、タンス預金のメリット・デメリットを解説します。タンス預金について気になる人は最後までご覧ください。 ▼祖父の部屋から「大量の小銭」を発見! 申告は必要? 勝手に使うのはNGなの?
タンス預金のメリットとは?
タンス預金のメリットとして主に以下の3つが挙げられます。 ●自由にいつでもお金を使える ●金融機関が倒産しても影響がない ●他の人にバレずに貯金できる それぞれ見ていきましょう。 ■自由にいつでもお金を使える タンス預金の最大のメリットとして「必要な時にすぐにお金を使える」ことが挙げられます。銀行に預けるとお金を引き出すためにATMや窓口に行かなければいけなかったり、引き出す際に手数料がかかったりする場合があります。タンス預金であればわざわざ銀行に行く必要も手数料を気にする必要もないため、とても便利です。 また相続の際には亡くなった人の預金口座が凍結されるため、一定期間お金を引き出せなくなります。しかしタンス預金ならば凍結される心配がないため、相続人の葬式や墓石の費用を軽減できるというメリットもあります。 ■銀行が倒産しても影響がない タンス預金は銀行破綻に影響されないこともメリットです。銀行が破綻した場合は預金が1000万円まで保証されるペイオフという制度がありますが、もし1000万円以上預けていた場合は大切な財産がなくなってしまう可能性があります。タンス預金であれば銀行の倒産リスクを回避し、財産消滅の不安を取りのぞけるといえるでしょう。 ■他の人にバレずに貯金できる 家族などに内緒でお金を貯めたいという人の場合はタンス預金が利用しやすいといえるでしょう。家族に内緒で銀行に預けたり、投資をしたりしても、調べれば簡単に資産状況を把握されてしまいます。タンス預金で誰にも内緒でこっそり貯金をしていれば、自分の財産を他の人に知られることもありません。