驚愕の執念と決断…大会直前に骨折した豪ホッケー選手が“指を切断”して本番へ臨む! 指揮官は「チームの誰もが衝撃を受けた」【パリ五輪】
五輪出場に並々ならぬ意欲と決意で臨む選手がいる。オーストラリアの男子ホッケー代表、マシュー・ドーソンだ。 【PHOTO】シュミット、ビロディド、ギュネシュ、清水梨紗…パリ五輪に華を添える美女アスリートを一挙紹介! 豪メディア『ABC』によると、ドーソンは2週間前にパースで行なわれた練習試合でスティックに叩かれ、利き手である右手の薬指にひどい骨折を負った。146キャップを刻む30歳のベテランは「控室で指の怪我を見て気を失ってしまったんだ。これで3度目のオリンピック出場は終わったと感じたからね」と振り返る。だが、担当した医師は彼に選択肢を与える。ギプスで患部を固定して回復を待つか、あるいは指の先端を切断して大会に間に合わせるか――。 ドーソンが即答で選んだのが後者だった。「医師からは指を切断すれば10日間でプレーに復帰できると言ってもらった。妻からは軽率な決断をしないようにと言われたけど、ギプスを付けたままでプレーはできないし、治るかどうかは分からなかったからね」と話し、「思っていた以上に(指切断の)反響が大きくて驚いているよ」と言って笑みを浮かべる。 キャリアの終盤に差し掛かっている事実も決断を後押ししたという。「今回が最後のオリンピックになるかもしれない。ベストを尽くせるならば、迷うものなどなかった。僕には自分で選べるチョイスがあったんだ。すごく幸運とも言える。金メダルを手に入れるためならなんでもするさ」と意気込む。 代表チームを率いるアラン・ザレウスキ監督は「正直、彼が指を切断したと聞いて驚いたし、チームの誰もが衝撃を受けたよ」と本心を明かしつつ、「でも彼という人間を知っていれば、すぐに理解できた。代表チームのためにすべてを捧げる男だ。大して難しい選択ではなかったのかもしれないね。全面的にサポートしていきたい」と続けた。月曜日に行なわれたテストマッチで実戦復帰を果たすと、違和感なく本来のプレーをこなしていたという。 前回の東京五輪では代表チームとともに銀メダルを獲得したドーソン。悲願の金メダルを懸けた戦いは現地7月27日にスタートする。オーストラリアの初戦の相手は、リオ五輪で頂点に立った強豪アルゼンチンだ。 構成●THE DIGEST編集部
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