【陸上】女子やり投・北口榛花 またも最終投てきで劇的逆転V! 66m13のシーズンベストで連覇達成/DLファイナル
◇ダイヤモンドリーグ最終戦/ブリュッセル(ベルギー) 9月14日、世界最高峰シリーズのダイヤモンドリーグ(DL)のファイナルとなるAllianz Memoria lvan Damme(ベルギー・ブリュッセル)の2日目が行われ、女子やり投の北口榛花(JAL)が6投目に66m13を投げて大会連覇を飾った。 【動画】“6投目の北口” 劇的逆転スローをチェック! パリ五輪で日本人女子として、トラック&フィールド種目で初の金メダルを獲得した北口。その後は、疲れもあり予定していた大会の出場を取りやめるなどしたが、DLファイナルにあわせて調整を続けていた。 試合では1投目の61m28で2位につけると、2投目に65m08を投げトップに浮上。気温が20度に届かないというコンディションにライバルたちも記録は思うように伸びず、このまま北口の逃げ切りかと思われた。 しかし、2位につけていた欧州選手権銀メダリストのA.ヴィラゴシュ(セルビア)が6投目に65m23を投げて北口を逆転する。一方の北口自身も3投目から5投目までは60mに届かない試技もあり、追い込まれるかたちとなった。 それでも、数々の死闘を経験してきた女王は落ち着いていた。観客に手拍子を求めて投げたはやりは65mに引かれたラインを大きくオーバー。これまで多くのドラマを演出してきた最終投てきでヴィラゴシュを再逆転。2年連続でDLファイナル優勝の栄冠となり、賞金3万ドル(約425万円)とダイヤモンドを模ったトロフィーも手にすることになった。
月陸編集部