【MLB】 ロイヤルズがオリオールズとの投手戦制す 首位打者ウィットJr.が先制・決勝タイムリー
ワイルドカードシリーズ第1戦【ロイヤルズ1-0オリオールズ】@オリオールパーク・アット・カムデンヤーズ
日本時間10月2日、今日からMLBのポストシーズンが開幕。ア・リーグの第4シード・オリオールズが本拠地オリオールパーク・アット・カムデンヤーズに第5シード・ロイヤルズを迎えてのワイルドカードシリーズが始まった。第1戦はロイヤルズのコール・レイガンズ、オリオールズのコービン・バーンズによる素晴らしい投手戦となり、レイガンズは6回無失点8奪三振、バーンズは8回1失点の好投を見せた。結果的に6回のボビー・ウィットJr.のタイムリーが唯一の得点を生み出し、ロイヤルズが1対0でオリオールズに対して先勝。ロイヤルズは地区シリーズ進出に王手をかけ、明日の第2戦に臨む。 【動画】1・3塁のピンチでロイヤルズの剛腕レイガンズがオリオールズ・ヘンダーソンから三振を奪う! 第1戦はオリオールズのサイ・ヤング賞右腕コービン・バーンズ、ロイヤルズの若き剛腕コール・レイガンズの両エースが先発。期待を裏切らない凄まじいピッチングデュエルが展開された。4回までは得点の気配がなかったものの、5回裏、オリオールズが一死1・3塁のチャンスを得る。しかし、9番ジェームズ・マキャン、そして今季37本塁打の1番ガナー・ヘンダーソンは連続で空振り三振。ここはレイガンズが意地を見せた。 そして、直後の6回表、ロイヤルズは一死から9番マイケル・ガルシアが四球で出塁すると、すかさず二盗。バーンズの弱点である盗塁抑止(今季41盗塁を許した)を突き、ロイヤルズはチャンスメイクに成功する。その後、進塁打で二死3塁となってから、2番ボビー・ウィットJr.がレフト前に先制タイムリー。今季打率.332で首位打者を獲得した持ち前の打力を発揮し、チームに待望の先制点をもたらした。 先制点を献上したものの、バーンズは省エネ投球で9回先頭に安打を許すまで続投。力投したエースを援護したいオリオールズ打線だったが、7回から継投に入ったロイヤルズブルペンを捉えることができず。8回は二死1・2塁のチャンスを作ったが、ロイヤルズはここでクローザーのルーカス・アーセグを投入し、見事に火消しに成功。9回もオリオールズ打線の反撃を振り切り、ロイヤルズは1対0の好勝負を制した。