【陸上】北口榛花が柔道五輪メダリストと〝秘密特訓〟「ヒントを得ることが自分の好きなこと」
パリ五輪女子やり投げで金メダルの北口榛花(26=JAL)が、来シーズンに向けた五輪メダリストとの〝秘密の特訓〟を明かした。 日本陸連アスレティックス・アワードが19日、都内で行われ、北口は2年連続で年間最優秀選手賞に選ばれた。「2年連続で選んでいただいてすごく光栄。去年のブダペスト世界陸上で金メダルを取った時は『やったー!』という感じだったけど、今回のパリは(金)メダルが決まった時に安心した。同じ金メダルでも、違う気持ちがあるんだなと思った」と振り返った。 北口はオフシーズンを終えて、先月から練習を再開。これまで体操や水泳をトレーニングに取り入れており、最近は柔道女子52キロ級で2008年北京五輪と16年リオデジャネイロ五輪で銅メダルの中村美里さん(35)から1度指導を受けた。 北口は「柔道とかいろんなものから(やり投げの)ヒントを得ることが、自分の好きなことでもある。やりを投げる時に斜めの動きをするので、やり投げにおいて斜めの動きが結構重要。前回り受け身は斜めに回転するし、そういったのは今後生かせるかもしれない。柔道はやったことがなかったけど、中村さんにすごくわかりやすく教えていただいた。なんとか1人でもその練習ができるようになったので、続けていこうと思います」と笑顔を見せた。 来季も向上心にあふれる世界女王の活躍に注目だ。
東スポWEB