自由党の小沢・山本両代表が会見2月5日(全文)手の平で踊る孫悟空じゃ駄目
国会審議を見てどのような感想を持っているのか
NHK:すいません、NHKの【オカザキ 00:06:41】です。小沢代表にお聞きします。今日、間もなく、2次補正予算案、衆議院を通過する見通しになっております。この間、統計をめぐる政府側の不手際というか、それがどんどん明るみになってまして、野党側も今そこを、その点、追及してるんですけども、国会でのその審議をご覧になっていてどのような感想を持たれるか、野党の攻め口が今、代表から見てどういうふうに思われるか、ご意見をお願いします。 小沢:補正予算っちゅうのは字のとおりで今年度の補完的な予算ですから、なかなかこれをつぶすというか、廃案にしてしまうというか、そういうことはやりにくい性格のもんだと思いますけれども、今いろいろ政府統計、すなわちいろいろなものの予算についてのその数字がまったくでたらめだと、改竄されたというか、いい加減というか、いうことですので、いろんな積算にも関わってくる話ですから、それを徹底的に追及すればこの予算はおかしいっちゅうことになっちゃうと思います、その1点だけでもね。 だけど今、言ったように、補正予算という、いわゆる名分が政府にありますので、なかなか徹底抗戦、徹底した議論っちゅうのはやりにくいものですが、いずれにせよ、もう来週からは本予算の審議に入るんですから、これについては野党が結束して、徹底して、やはり政府のいい加減さを、そして予算案そのものについても徹底して追及するということがあったらいいんだと思いますが、これでもやっぱり野党が戦略的にも戦術的にも違いが出ちゃうと、やはり内閣、政府に対する追及の力が弱まってしまうんで、そこはよくすり合わせ、足並みをそろえて、徹底して追及すべきだと思います。 本予算の場合は、地方選挙もありますから、それをまた政府は理由にしてくることもありますけれども、本予算が遅れちゃ大変だと、暫定予算になったら大変だ、大変だということで野党を急かすっちゅうのは旧来の財務省、大蔵省の政府の手だったんですけどね。これはもう遅れたからって、別に国民生活に直接的な影響はありませんから。暫定予算でやっていけて、アメリカみたいな話にはなりませんからね。そういう意味でおかしいことはおかしいということで、野党は足並みそろえて徹底して追及すべきだと、私はそう思います。 司会:大丈夫でしょうか。それではお願いします。マイクはありますかね。