【マリーゴールド】MIRAI&桜井麻衣が“ロイヤルタッグ”詩美&皇希戦へ、ロイヤルなお紅茶を高貴に飲み干す。11・14後楽園V4戦の挑戦者組に辛らつ【週刊プロレス】
マリーゴールドのタッグチャンピオン“ミライサク”MIRAI&桜井麻衣が明日14日に迫った後楽園ホール大会でおこなわれる“ロイヤルタッグ”林下詩美&天麗皇希組とのツインスターV4戦に向け、ロイヤルなお紅茶をお高貴に、しかしグイッと飲み干した。 【写真】マリーゴールド所属13選手も参加した大決起集会!
11・14後楽園で激突する詩美&皇希は華のあるビジュアルからロイヤルタッグと呼ばれている。だが、シン・超貴婦人を自称し、リアルお嬢様な桜井は自分こそ真のロイヤルだと主張。この日、MIRAIと記者を呼びつけたのは銀座の某英国王室御用達のティーサロン。浮足立つパートナーをしり目に、普段から親しんでいるというお紅茶とアフタヌーンティーセットを堪能した桜井は「今日で私とMIRAIさんのロイヤル度数もかなりあがったハズですわ」とロイヤルぶりで詩美&皇希を上回ったと自信たっぷりだ。 リング上に関しても、MIRAIが「タッグを組んで数試合しかしてないチームがベルトに挑戦できるなんて恵まれすぎてる。推されてるとか勢いとかそういうのもすごく大事だと思うけど、努力とか練習とか別の部分もちゃんとやっておかないとすぐバレちゃう」とクギを刺せば、桜井も「林下詩美&天麗皇希の2人にはタッグのベルトを取って、何がしたいのか、あなたたちがチャンピオンになって団体のために何ができるのか、後輩にどういう背中を見せられるのか。ビジョンも気持ちもまったく見えない」と一刀両断。 詩美は今夏開催されたシングルリーグ戦「DREAM STAR GP2024」を優勝。皇希は先ごろ設立されたNOAHの新タイトル「GHC女子」初代王者に輝くなど個々の活躍が目覚ましい。そんな2人はマリーゴールドで出会い、マリーゴールドでタッグを結成。マリーゴールドのタッグを歴史を詩美&皇希で築くと豪語するが、ミライサクとてベルトを渡すつもりは毛頭ない。 「私とMIRAIさんがマリーゴールドを引っ張っていく」と力強く宣言するMIRAI&桜井のインタビューをお届けする。 ◆ ◆ ◆ 桜井「林下詩美と天麗皇希はロイヤルタッグと言われてますけど、シン・超貴婦人のわたくしとMIRAIさんのほうがよっぽど日頃からロイヤルに親しんでおりますわ。今日はお週プロさんにもわたくしたちがいかにロイヤルか味わっていただこうと、某英国王室御用達のティーサロンに来ていただいたというわけですわ」 ――僕もですが、パートナーのMIRAIさんも落ち着きがない気がするのですが…。 MIRAI「ソワソワしてます(笑)」 桜井「先日、私はMIRAI先生と一緒に柔道を学んでまいりましたの。私たちミライサクは、リング上はもちろん、リングの外でもお互いがお互いを補い合ってますの。今日でMIRAIさんのロイヤル度数もかなりあがったはずですわ。風のウワサで向こう(詩美&皇希)はジンギスカンを食べて絆を深めたそうですけど、我々はお紅茶で」 MIRAI「自分もおレディの弟子入りして頑張ってます(ニッコリ)」 桜井「向こうは私たちのことをプライベートだけは仲がいいみたいなことを言ってましたけど、プライベートでも一緒に練習したり、取材を受けたり、遊びで一緒にいるわけじゃなく、いつもプロレスのため。林下詩美&天麗皇希みたいな即席タッグとはわけが違うので」 ――どのタッグチームもすべからく最初は即席だと言っていましたが? MIRAI「たしかにそれはそうかもしれない。だけど、タッグのベルトに挑戦するチームがそれでいいの?とは思います。タッグを組んで数試合しかしてないチームがベルトに挑戦できるなんて恵まれすぎてる。推されてるとか勢いとかそういうのもすごく大事だと思うけど、努力とか練習とか別の部分もちゃんとやっておかないとすぐバレちゃうから」 桜井「何のためにタッグのベルトを取りたいのか? 林下詩美&天麗皇希の2人にそれが見えない。タッグのベルトを取って、何がしたいのか、ビジョンも気持ちもまったく見えない。ただ会社に組まされただけのように見える。大義名分が明確にない人に人は心を動かされないと私は思います。 林下詩美とは「DREAM STAR GP2024」(シングルリーグ戦)の決勝で私は負けて、すごい悔しかった。優勝をした林下詩美は実力も実績もすごいけど、じゃあどうやってマリーゴールドを引っ張っていくのか。リーグ戦が終わって2カ月以上経ちましたけど、深紅のベルトに挑戦したい、私に伝わってきた明確なものはそれだけ」 ――この夏、WWEに移籍したジュリア選手からも「詩美、頼むよ!」と背中を押されましたが? 桜井「ジュリアの代わりには誰もなれない。代わりになるつもりもない。自分は自分だから。それは私も思ってるし、林下詩美も思ってると思う。だけど、私が引っ張ってく!みたいな気概はまだ感じないというか。プレッシャーもあるとは思うけど、林下詩美はワタクシと同じ誕生日なのでどこか似た部分があると思っています。詩美のクールの奥底にある狂気的な情熱みたいなものを感じたいです。今は私やMIRAIのほうがマリーゴールドを引っ張っていく!という気持ちは間違いなく強いと思います」 ――ただ、詩美&皇希組はマリーゴールドで出会い、マリーゴールドで生まれたタッグチーム、ロイヤルタッグがベルトを取ってこそ、マリーゴールドのタッグの歴史が始まると言っていました。 MIRAI「でも、いつ誰と出会うかなんて運命だよ。マリーゴールドで出会ったから、マリーゴールドより前に出会ったからなんて関係ないってMIRAIは思う。だって出会っちゃったんだもん」 桜井「それに皇希は後藤智香という正パートナーもいるわけじゃないですか。ゴチカと組んでダメだったから、じゃあ今度は林下詩美。結局、どっちが正パートナーなの?って私たちも、見てる人も疑問に感じてると思う」 ――桜井さんはパッションシスターズに区切りをつけて、ミライサクでのタッグ王座取りに動きました。 桜井「あ、そうなんです。いいこと言ってくださいました(笑)。その通りなんですわ」 MIRAI「あと皇希はリーグ戦でMIRAIに勝ったとか、前哨戦で桜井麻衣に勝ったとか、かかってこいとか言ってるけど、かかってこいはこっちのセリフだし。後藤智香とツインスター挑戦して、負けて、悔しかったから、パートナーを林下詩美にして、もう1回挑んできたんじゃないの? その原点の悔しいって気持ちが皇希から感じられない。プロレスラーは負けた悔しさからいかに這い上がるかじゃないの? 林下詩美と組んで、強くなった気になっちゃってるのかな」 桜井「たった一度勝ったくらいであんな堂々と勝ち誇った態度取れるって勘違いもはなはだしい。プロレスに対する思いの差も、責任感の強さも全然違うと思ってるので」 MIRAI「こないだのマンデーマジックで皇希はGHC女子のベルトを取った。それは凄いことだと思う。MIRAIも視野に入れているベルト。まぁ、MIRAIが出場していたら、もっと面白くなっていたはずだけどね。皇希はきっと“持ってる”人なんだと思う。でもシングルのベルトを取る、そして価値を上げながら守っていくって簡単なことじゃないし、“持ってる”だけに頼っていたら、それがなくなった瞬間終わっちゃう。“持ってる”うちに努力をして、積み重ねていかないとあっという間にメッキがはがれちゃうよ」 ――ミライサクもタッグ歴はそんなに長くないだろうという突っ込みもしていました。 MIRAI「(ミライサクは)前の団体の時はあんまり組んでない印象かもしれないけど、そんなこともないし」 桜井「DDM時代、2人だけのタッグは一度だけ。泣きながら別れた場面が印象的だったからそう思われてるかもしれないけど、(‘23年9月の)ドリームタッグの時、ファン投票で再結成することになって」 MIRAI「ファンの皆さんがまた引き合わせてくれて」 桜井「自分たちも組みたかったし、お客さまの組んでほしいっていう気持ちもうれしかった。だからそのあごのタッグチームもミライサクだったし、マリーゴールドに来てタッグのベルトができるとなったら、私はMIRAIとのタッグ以外考えられなかった」 MIRAI「そういう自分たちだから林下詩美&天麗皇希組に負けることは考えられない。それに勝って防衛のお祝いで行きたいとこある!」 桜井「え、どこですか?」 MIRAI「ディズニーシー」 桜井「え、私も行きたい! しばらく行ってない気がするので防衛して、ディズニー貸し切って絶対行きましょう!」 MIRAI「ね、行こう」 桜井「その時はまた週プロさんもお誘いしますわ。11月14日後楽園ホール、本物のロイヤルを知る私たちミライサクがロイヤルタッグ、林下詩美&天麗皇希を倒してツインスターのベルトを守るので、その瞬間をお見せいたします!」 「Winter Wonderful Fight 2024」 ★11月14日(木)東京・後楽園ホール(18:30) ▼スペシャル・パッションマッチ◎Sareee vs石川奈青 ▼ユナイテッド・ナショナル選手権試合◎<王者>青野未来vs翔月なつみ<挑戦者> ▼マリーゴールド・ツインスター選手権試合◎<王者組>MIRAI&桜井麻衣vs林下詩美&天麗皇希<挑戦者組> ▼ビクトリア弓月&田中きずなvs野崎渚&CHIAKI ▼松井珠紗&南小桃vsボジラ&マイラ・グレース ▼瀬戸レアvs勇気みなみ ▼ハミングバードvs山田奈保
週刊プロレス編集部
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