「フランス人、寛大かよ」 日本人に向けられた敬意の大合唱に涙「こんなに愛されてるんだ」【名珍】
パリ五輪で数々の名珍場面が誕生
夏のパリ五輪では多くの名場面が感動を呼んだ。中には競技以外でも注目を集めるなど、4年に一度の世界的祭典ならではの出来事も。そんな数々の名珍場面を振り返る。日本の選手たちに向け、フランスの観客から温かいエールが送られる。そんなシーンも複数の競技で確認できた。 【画像】「フランス人、寛大かよ」 日本人に敬意、日の丸も掲げられたパリの客席画像 ○異国で響き渡った「ニッポン!」の大歓声 8月2日、バレーボール男子予選リーグの日本―米国戦だった。客席に響いたのは「ニッポン! ニッポン!」の大歓声。そこがフランスであることを一瞬、忘れてしまうかのようなシーンだった。 石川祐希、高橋藍らを擁する日本チームは海外でも人気を誇るとはいえ、異国で響いたコールは心を打つものだった。X上では「バレーほんとにフランスでやってる??会場日本じゃなくて???それくらい日本コールやばい」と驚きの声が上がっていた。この試合に限ったことではなく、女子の日本戦でも生まれた光景。パリの観客が国境を越えて選手を後押ししていた。 ○柔道・阿部詩に送られた敬意のコール 7月28日、柔道女子52キロ級では連覇を狙った阿部詩が2回戦でディヨラ・ケルディヨロワ(ウズベキスタン)に谷落で一本負け。メダルに届かず、畳を降りると涙に暮れた。ここで会場からは阿部に対し、異例の「ウタ!」コールが鳴り響いた。 柔道大国フランスの観客から自然発生的に示された敬意。ネット上では「観客の詩コールが鳥肌が立った…」「詩コールの優しさに救われた…」「お客さんからもスポーツマンシップを感じる」などの声が上がった。男子66キロ級決勝で兄の阿部一二三が金メダルを獲得した際にも、客席から一二三コール。「一二三コールもあったのフランス人寛大かよ」「阿部兄妹の真っ直ぐな柔道が世界でこんなに愛されているんだ」と感激の声もあった。 ○柔道・絶対王者と戦った斉藤立への敬意 8月3日の柔道混合団体決勝では、フランスが日本との激闘を制して金メダル。代表戦の第7試合で絶対王者リネールと激闘を演じた斉藤立に、表彰式でメダルが掛けられると、ひと際大きな歓声が上がった。リスペクトが表された瞬間に、X上の日本のファンからは「斉藤さんのときの大歓声で涙が出そうになった」「大歓声にしてくれた現地の人達ありがとう」と注目されていた。
THE ANSWER編集部