「本当にサッカーを理解しているのか」 リバウド氏、同胞ビニシウスがバロンドールを逃したことを疑問視。「2番目の候補…」
元ブラジル代表で、バルセロナなどで活躍したリバウド氏が、バロンドール受賞の最有力候補と目されていたものの、受賞を逃したレアル・マドリードのブラジル代表FWビニシウスについてコメントした。スペインメディア『Mundo Deportivo』が、現地時間8日に伝えている。 授賞式の前からスペインメディアを中心に2024年のバロンドールは、24歳のブラジル代表FWの獲得が濃厚と報じられていた。しかし、栄冠に輝いたのはマンチェスター・シティのスペイン代表MFロドリ。この決定に不満を抱いたマドリー勢は、授賞式の参加を急遽キャンセルするなど、今年のバロンドールは多くの波紋を呼んだ。 1999年のバロンドールを受賞したリバウド氏は、事前に受賞濃厚と報じられていた中での落選となり、精神的にも大きなダメージを受けたと思われる同胞に「ビニシウスは、このバロンドールの話を頭から消し去り、2連敗を喫したレアル・マドリードを勝利に導くために、再びプレーをしなけれなばならない」とコメントした。 さらに、「ビニシウスはまだ若く、この状況を覆すだけの年齢と才能を持っている。いつかバロンドールを受賞するだろう。ところで、投票するジャーナリストたちは、本当にサッカーを理解しているのか。 本当に資格のある人たちばかりなのだろうか」と52歳となったブラジルのレジェンドは、ビニシウスの落選に疑問を呈した。 それでも、「ロドリを過小評価することはできない。彼は私が好きな選手だ。私にとっては、彼は2番目の候補だった。ビニシウスの方がバロンドールにふさわしいと思うが、ロドリをリスペクトしているし、受賞者から何かを奪うことはできない。本当に彼のプレースタイルが好きなんだ」と64年ぶりにスペイン人選手としての快挙を成し遂げた28歳のMFを称賛している。
フットボールチャンネル編集部