ローマがユリッチ解任…デ・ロッシ後任も12戦5敗の不振によって約2カ月で更迭
ローマは10日、イバン・ユリッチ監督(49)の解任を発表した。 クラブはスタディオ・オリンピコで行われたセリエA第12節ボローニャ戦での2-3の敗戦後、「ここ数週間の懸命な努力に対して、イバン・ユリッチに感謝したいと思います。彼は困難な環境を最大限のプロ意識で乗り越え、私たちはそのことに感謝しています。 彼の今後の活躍を祈っています」と、指揮官の解任を発表した。 今シーズンのセリエAで開幕3分け1敗の4戦未勝利と厳しいスタートを切ったローマは9月18日付けで、ダニエレ・デ・ロッシ前監督を電撃解任。 そして、オーナーのフリードキン・ファミリーはアタランタのジャン・ピエロ・ガスペリーニ監督の愛弟子として知られ、ジェノア、ヴェローナ、トリノなどで監督を歴任したクロアチア人指揮官を後任として招へいした。 初陣となったウディネーゼ戦で今季初勝利を挙げ、直後のヴェネツィア戦で連勝と上々のスタートを切ったが、以降は急失速。ヨーロッパリーグ(EL)のエルフスボリ戦での金星献上にフィオレンティーナ戦での1-5の惨敗を含め、公式戦12試合で4勝3分け5敗と負け越し。さらに、主力選手や一部新加入選手との間での確執も報じられており、ここ最近では四面楚歌の状況にあった。 なお、ローマは前述の声明を通じて、「新しい監督の募集はすでに始まっており、近日中に発表される予定です」と、インターナショナルマッチウィーク期間の新指揮官招へいを示唆しており、現時点では先日にサウジアラビア代表監督を解任されたロベルト・マンチーニ氏が最有力となっている。
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