良い物件を見つけたのですが「敷金2ヶ月・礼金3ヶ月」と初期費用が高いです。きれいに使ったら退去時に敷金を丸々返してもらえますか?
退去時の注意ポイント
まず、部屋を契約するときにもらった「契約書」や「重要事項説明書」などの書類を読み返し、原状回復に関係する取り決めを確認しましょう。 そして、「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」や東京都の「賃貸住宅トラブル防止ガイドライン」など退去時のガイドラインを正しく理解しておくことで、原状回復費として請求された場合の交渉に役立ちます。 部屋でタバコを吸う場合は、特に注意が必要です。喫煙による損傷は借りた人の故意・過失となり、クロスの張り替えやエアコンの清掃で請求が発生するケースがあります。 トラブルになった、または納得できない場合には消費生活センターなど相談窓口へ問い合わせをし、解決への方法を見つけてみるとよいでしょう。
住み始める前から備えよう
敷金の全額返却を目指すためには、こまめに掃除をして部屋をきれいに保つことが重要です。汚れやすいキッチンやお風呂などの水回りを含め、日々のお手入れが影響します。 住み始める前に部屋の写真を撮って記録を残し、日頃から意識して部屋を丁寧に使いましょう。故障や傷があった際には速やかに相談して敷金が全額返金されるような暮らしを心掛けてみてください。 出典 国土交通省住宅局 原状回復をめぐるトラブルとガイドライン (再改訂版) 東京都住宅政策本部 賃貸住宅トラブル防止ガイドライン 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部