紅トマトソフト、新名物の予感! 白鷹・衣袋さんと前田さんが考案、マルシェでも好評
白鷹町の誕生70周年を記念し、町内の小中学生から地域に根差した商品プランを募る「ふるさと商品アイデアコンクール」で、町特産の紅花とトマトを使ったソフトクリーム「しらたか紅トマトソフト」が最高賞の優秀賞に選ばれた。試作品が今月22日、町中央公民館で限定販売され、鮮やかな赤色が買い物客の関心を集めた。 コンクールは町民有志と町が実施し、町内4校から計36点が寄せられた。優秀賞は白鷹中1年の衣袋結羽(ゆう)さん(12)、荒砥小2年の前田侑真さん(7)が考案した。「大好きなトマトの魅力を生かしたい」とそれぞれ、トマト味の真っ赤なソフトクリームを思い付いた。衣袋さんは生産量日本一を誇る町の紅花も取り入れた。「紅(あか)」をキーワードに白鷹の魅力を発信する町などのプロジェクト「SHIRATAKA RED(シラタカ レッド)」に合致すると評価された。 2人の案を元に、地元の農業法人メトリトライファーム(橋本幸雄社長)が試作し、22日のマルシェイベント「ふだふだ市」で販売した。自社トマトのジャムをトッピングし、乾燥した紅花を散らした写真映えする見た目が好評だったという。同社は反響を踏まえ、商品化を検討している。
ふだふだ市には県内外の45店が出店。町産トマトの菓子やケチャップなど地元事業者のアイデア商品も並んだ。席上、コンクールの表彰式が行われた。他の入賞者は次の通り。 ▽特別賞=小谷部希衣(荒砥小)高橋真代(東根小)▽アイデア賞=土屋倖祐(東根小)渋谷菫(同)